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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
リモートという言葉から
「リモートワーク」が急に広がりテレビ会議システムが
海外ではパンクしているようです。
出社できない状態、都市が封鎖されたり、想像しなかった状況が
海外では発生しています。
急速にリモートの世界が実現しそうです。
「リモート」という言葉から派生する用語を考えてみると
ビジネスでは
・リモート経営
・リモート営業
となり、生活においては
・リモートライフ
・リモート社会(世界)
といった用語が頭に浮かびます。
それぞれの今後のイメージを考えてみたいと思います。
リモート経営
リモート経営は言い換えするとバーチャル経営です。
オフィスがない状態。
バーチャルカンパニーという言葉の方が適切かもしれません。
オフィスがなければ、スタッフがお互いに顔をあわせることがない。
リアルな場所で集まることもない。
今回、リモートワークでオフィス不在の状態が続いている
企業もあります。
そもそもオフィスが必要なのか、という議論まで出てきています。
ここからリモート経営、バーチャル経営、バーチャルカンパニーへと
変身する企業が出てきそうです。
リモート営業
「訪問できない」状態に突然なってしまった営業チーム。
手も足も出ないようです。
リモート営業するしかなくなっている営業チームが出始めました。
もともと訪問をする営業パーソンをフィールド・セールス。
訪問しない営業パーソンをインサイド・セールスと呼んで
分けています。
日本ではフィールド・セールスとインサイド・セールスの
区分けはまだ定着していません。
日本では、電話セールスがインサイド・セールスと誤解されて
いるようです。
これが変わります。
訪問営業がしていた活動内容を訪問しないで可能にする
リモート営業を実現する人たちが出てくるのです。
そうはいっても、営業をしている人にとっては、リモート営業は
無理と思っているはず。
だからこそ、今回のように訪問できない状況になってから
リモート営業が実現していくと考えています。
リモートライフ
都心部で働き、生活は少し離れた自然に触れながら生活する。
たとえば、平日は東京、週末だけ湘南ライフ。
そんな生活スタイルがリモートライフと呼ばれています。
新幹線通勤もリモートライフのひとつです。
職場と生活する場所が離れている生活スタイル。
これが今後は意味が変化します。
距離を超越するライフスタイルを指すようになります。
2拠点生活をリアルにするのではなく職場を家の中に
バーチャルでつくるようになる。
ネットで職場とつないでいるのだが、あたかも
オフィスにいるような感覚で仕事ができる。
それが実現していくのです。
単なるリモートワークではなく、生活重視のライフスタイル。
生活をしたいエリアを優先し、そこで仕事も違和感なく
できる生活。
それがリモートライフとして成立していくのではないでしょうか。
リモート社会
リモート社会とは、リモートワークやリモートライフが
実現している社会をあらわしています。
極論を言えば、生活をする、仕事をするのに移動しなくても
快適に成立する世界です。
・会社に行かなくても仕事ができる。
・買い物に行かなくても生活用品、食品が手に入る
・旅行も家にいながら楽しめる
・家にいても医療サービスを受けられる
が幅広く実現していくのがリモート社会と言えるでしょう。
まとめ
リモートの世界がすべて実現していくと最後は
バーチャルな世界で成り立ってしまいます。
肉体さえ必要ないかもしれません。
リモートが成立したらバーチャル世界の基礎ができあがります。
バーチャルへの道筋をたてるためにリモートが実現していくのでしょう。
そう考えるとリモートはプロセスの一部だとわかります。