【fjconsultants365日Blog:4,113投稿目】fjコンサルタンツ 藤原毅芳執筆
生活必需品ではないのか
新日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーが
それぞれ自宅などで録画したデータを集約してつくった動画があります。
曲はパプリカです。
編集作業はさぞかし大変だったと思います。
新日本フィルハーモニー交響楽団(https://www.njp.or.jp/about)
は略称「新日本フィル」と呼ばれています。
クラシック音楽は非デジタル、非音源の世界で、木管楽器、
金管楽器を振動させて音をつくりあげていきます。
それなりの人数が必要で、音楽として成立するのに一致団結
しなければならない世界。(今回は60人)
現在、イベント中止で音楽の場が失われています。
しかしこの動画を見る限り、思うのは音楽も
「生活必需品である」
ということ。
社会が高度化しているからこそ
生活に直結する衣食住は「生活必需品」と定義されています。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
というのも、生活必需品の範疇は現在広がっていると感じている
からです。
衣食住以外の商品サービスは、生活に潤いを与えてくれます。
その潤いが必須なのか、不要なのか、という判断が必要なのです。
単に、衣食住以外を止めてしまったら、わかりやすいと思います。
衣食住以外がない状態で生活してみる。
それで満足するのでしょうか。
普通に生活が持続できるのでしょうか。
現代は、社会が高度化しています。
情報や仕事から逃げることができず、24時間絶えず緊張感が
持続しています。
そのため、ストレスは増えておりストレス軽減が必須のものと
なっている。
そう解釈しています。
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決めるのはお客様
あるエピソードを思い出しました。
衣食住以外の商品をつくっている企業でこんな意見を言う人が
いました。
「ウチの商品は衣食住に関係ない商品なので・・・
不況になると売れないと思います」
即座に否定しました。
「そんなことはない、衣食住に関係ない商品でも生活必需品と
して評価される商品もある」
そう答えたのです。
まとめ
今回取り上げた新日本フィルハーモニー交響楽団の動画を見て
久しぶりに心が動かされました。
これが生活必需品でなくて何なのか。
そう感じたのです。
社会は高度化、複雑、多様性へと向かっており、ビジネスも
多様な価値観になりつつあります。
生活必需品という言葉自体もゆくゆくは消滅する言葉になるでしょう。
人それぞれ必需品と認める商品サービスがちがってくるからです。
緊張感が続いているときに、こうした音楽は本当に必要。
ありがたいと思います。
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音楽も生活必需品である