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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
他人の姿が見えない
リモートワークになると会社(オフィス)で
仕事をしなくなる。
そうなると仕事をしている姿を他人が見なくなる。
だれも見えない。
そのため次のような内容がささやかれている。
『評価は成果だけ』
プロセス評価が不可能になったので、どこで
仕事の評価をすればいいのか。
そんな疑問が出ているようです。
結局のところ『成果』だけになりそうです。
ということは、リモートワーク、在宅勤務は
評価制度も変えてしまう可能性があります。
個人ごとに環境がちがうことに
今まではオフィスに通勤し、同じ時間帯で
仕事を一斉にする仕組みでした。
これが、勤務時間帯がフレックスになっていき
今は働く場所さえ様々なパターンになっています。
ひとりずつ環境がちがう。
その人に合わせた仕事環境になりつつあるのです。
不公平?
今まで同じ環境下ではたらいていたのを感じさせる
ときがあります。
「それ、不公平ですよね」
という意見が出てくるのです。
対策を話し合う場で、『この部署は在宅勤務にする』
などと特定の人や部署だけ環境を変化させようと
すると、他の部署の人が「不公平ではないか」と
疑問を投げかけるのです。
あくまでも「公平」「均一」が前提になっていたのです。
同じ条件ではたらいている。
だから同じ給与体系。
その納得感で仕事をしていたと思い知らされます。
しかし、これが当たり前なのでしょうか。
仕事の評価は突き詰めれば
仕事の評価は突き詰めれば結果だけです。
数値化できる内容です。
どの職種でも結果は数値化できると評価を
デジタル化している企業も存在しています。
ただプロセス評価がいきなりゼロになるのは
耐えられない人も出てくる可能性もあります。
いきなり結果だけのプロセスへ移行するのではなく
あくまでもプロセスを評価するのも必要だと感じます。
プロセス評価の前提
プロセス評価には前提があると感じています。
それは『だれがプロセス評価をするのか』という
前提です。
自らプロセス評価を求めている人がいますが
これは間違いです。
プロセス評価はあくまでも、まわりの人がする。
それが前提です。
では、リモートワークでは、まわりの人は
プロセス評価ができない。
どうすればいいのでしょうか。
まわりが聞いてあげる
プロセスを見ることはできない。
しかし、ヒアリングするのは可能。
聞いてあげることはできるのです。
たとえば、
「どれくらい時間がかかったのか」
をヒアリングすることで簡単にできた仕事なのか
苦労した仕事なのか判断できます。
自らプロセス評価を求めてくる人は
「大変でした」
と如何に大変だったのかを主張しますが具体性は
ありません。
ヒアリングによりプロセスの具体性を確認することは
可能だと考えています。
まとめ
変革期というのは、すべてが変わっていく。
変容していきます。
少しずつですが変わるのです。
今回取り上げたリモートワークによる評価方法の
変容もそのひとつです。
今後、仕事の評価は『結果のウェイト』が大きく
なっていくでしょう。
働く時間から、働く場所、働く環境のすべてが
人それぞれ違う内容へと移行するからです。
これを受け入れるには時間はかかりますが
この流れは止められそうにもありません。