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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
短期間に
「短期間に売上が上がる」
「短期間に集客できる」
「短期間に成果が上がる」
「短期間に習得できる」
といった
【短期間に・・・・・】
というキーワードが旬です。
1年間かけて学ぼう、といった正統派の流れは
一気に消滅してしまう気配です。
これからは「短期間」がキーワードということに
なりそうです。
その短期間というキーワードについて今回は
考察したいと思います。
もともと
もともと短期間というキーワードは
・短期間で英語習得
・短期間で痩せる
といったキャッチコピーで多用されていました。
英語習得や痩せるというのは、【緊急性】が高い
ニーズなので、こうした短期間という単語が
有効だったのです。
今回は緊急性という範囲が広がったので使われる
頻度が高くなっています。
緊急性で見ると
マーケティングでは、顧客の購入意欲は
・必要性
・緊急性
の2つで表すことができます。
必要性と緊急性の双方が高まったときに一気に
購入行動を踏ん切るのです。
購入決断するのです。
現在は緊急性のあるモノしか買わない時期。
必要性があっても先延ばしできるものは買わない。
できる限り先延ばしにしています。
しかし、緊急性があるモノはすぐに決断する。購入する。
緊急性の決断行動が注目するポイントのひとつなのです。
無理に演出する必要はないが
目先の売上のために無理に緊急性を打ち出す必要は
ないと感じています。
自然な表現で打ち出すなら問題ないのですが、実際の
提供する商品サービスの内容と乖離がないようにしたい。
「短期間に(利益・メリットが)得られる」
という表現には注意が必要です。
短期間に実現可能なのか、短期間という時間に再現性が
あるのかが問われてしまうからです。
短期間でできる範囲を明確にしたい。
また短期間では不可能な範囲も明らかにしておきたい
ところです。
まとめ
「この商品は売れるはず、必要としているから」
と興奮するときがあります。
しかし、それほど売れません。
顧客側に緊急性がないからです。
緊急性とは
・期限がある
・締切がある
・デッドラインがある
ことです。
販売、マーケティングでは、必要性だけでなく
緊急性があるのかどうかを確認する。
緊急性の確認がポイントになります。
いつまでに手に入れたいのか?
が顧客側で明確になっていることです。
期限があると販売量が伸びる構造なのです。