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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
ソーシャルディスタンス定着するのか?
ソーシャルディスタンス(社会的距離)とは?
明確な定義はないが他人との距離を取ること。
咳による飛散が2メートルなので、2〜3メートル
離れることと言われています。
ファミリーレストランではテーブルの利用を半分に制限。
高速バスの会社も2列シートの片側しか使わないように
している。
映画館でも前後左右1席ずつ間隔を空けて鑑賞するように
しています。
https://www.tohotheater.jp/anzen-taisaku/
このソーシャルディスタンスが今後は普及し、
定着するのでしょうか。
その点を考えてみたいと思います。
現在の状況
上記と下記の写真は朝8時ごろの都内の状況です。
通勤時の電車混雑は発生しています。
駅構内では人が多いように見えますが通常の半分程度。
しかも歩くスピードはゆっくり。
ノンビリした日常に見えます。
歩くスピードだけ見れば平日にはとても見えません。
快適に感じると
ソーシャルディスタンスは場所によっては快適に
感じるかもしれません。
というのも、乗り物では隣の人との距離があるほど
プレミアム席だったからです。
高速バスも2席で1人なら快適なはず。
ファミレスも隣のテーブルに人がいなければ静かさが
約束される。
映画館も窮屈な思いをしなくていい。
視点を変えればソーシャルディスタンスは今までの
標準がプレミアム席にアップグレードしたことに
なるのです。
飲食店も同様です。
席数を減らし、ゆったりスペースで座席空間をつくり
なおした店舗も見受けられます。
(飲食店のフェイスシールドは快適性がないので
マイナスポイントだと個人的には感じています)
そうなると
心配はソーシャルディスタンスが定着すると、
稼働席数が半分以下になるので価格が高騰するのでは
ないか?という点です。
外で映画を見る、外食する、観光する、公共交通機関で
移動するのはすべてプレミアムしかない状態になる。
標準席が消滅してしまう可能性があるのです。
そうなると外で行動することはプレミアムな行為で
通常は家で過ごすのが当たり前になる可能性があります。
益々在宅率が上がり、エンターテインメントは
家で消費する割合が増えていく。
『お茶の間回帰』現象です。
まとめ
あくまでもソーシャルディスタンスが継続した
場合を考えてみました。
新型コロナウイルスのワクチンができるまで
ソーシャルディスタンスは継続すると予測しています。
ということは1年間はソーシャルディスタンス継続と
なるでしょう。
この1年間で社会的距離が習慣化すれば、今回予測した
環境が形成されていくでしょう。
外は快適な空間、家の中は安心空間ということです。