【fjconsultants365日Blog:4,172投稿目】経営コンサルタント藤原毅芳執筆

偏った読書

この3ヶ月間は偏った読書をしています。
あまり公開してませんが質問があったので書いてみます。

経済予測、経済動向の情報を得るための読書をして
いました。
書籍からの情報収集です。

新刊の書籍を当たるのが普通ですが、あまりそれは
行いません。
なぜでしょうか?

ひとつには、今回の新型コロナウイルスは100年に
一度と言われる状況なので将来予測の書籍が少ない

また以前のような正確に世の中を読み解く著者が出版
という形態を選択しなくなったのも原因の一つです。

有料のオンラインサロン、有料メルマガへと移行して
います。

そのため、読書に関しては最新刊ではなく昔の書籍を
読み進めているのです。

ときには10年前の書籍であり、ときには20年前まで
さかのぼります。
(古くても電子書籍で購入しているので正価購入です)

古い書籍からの学びとることができるのだろうか?
そんな疑問があるかもしれませんが、そんなことは
ありません。

やり方だけつかんでおけば有効な手法なのです。

こんなSNSが

数日前にこんなSNSが流れてきました。
最近の流行りは、こんな感じのファッションなのか、と
感じながら見ていると今の写真ではない、と。

何年前の写真に見えますか?

1970年代ファッションと説明がありました。
真偽のほどは確認できておりませんが、もしそうで
あるならば違和感のないこのファッションをどう説明
すればいいのでしょうか。

https://twitter.com/takachanman259/status/1268859350832971782?s=21

ファッションは周期説があります。
30年周期や50年周期。
中には具体的に28年周期や56年周期説が存在しています。

今年、東京オリンピックが開催されれば56年ぶりだったので
56年周期説は取り上げられることがありました。

具体的には人の価値観が一斉に変化する時期が周期的に
訪れるため、このような周期説で説明されています。

『一周まわって同じような人ファッションになる』

というのです。

経済も同様なので

経済もファッションと同様に
周期説
回帰説
でとらえていく手法があります。

歴史は繰り返す』ので過去の中から同じようなことが
ないのか調べる。

その内容を現在に当てはめてみる。
そこから未来が予測できるのではないか、と考えている
のです。

経済はファッションと違う点もあります。
周期説では説明がつかない場合が出てくるのです。

周期のズレです。
誤差が出ます。
ファッションは人の感覚なので心理学的なもの。
ズレが少ないのです。

しかし、経済は人の心理だけで決定されるものでは
ありません。
他の要因も重なるので、周期説だけでは当たらないことが
出てくるのです。

最近考えたことは、2010年〜2015年に発生したで
あろう現象が2020年〜2025年にズレて発生している
のではないかということ。

これは個人的な見解なので反論もあろうかと思いますが、
この3ヶ月間で考えてきた結論のひとつです。

10年ほど前の書籍を読み直し、それを現在にアレンジ
することで読み解ける内容です。

おおよそ具体的なイメージができてきたのでいずれ
公開していきたいと思います。

まとめ

将来予測は
『力関係』(パワーバランス
に着目すると読み解くことができます。

現在、最大の力を発揮している部分が崩れていると
すると、次に来る力(パワー)はどこなのか?

それを予測することになります。

経済では数年前に仮想通貨は流行りました。
現在の通貨が仮想通貨に置き換わる、と期待はありま
したが現在は下火です。

しかし、これも4年後には形の違う仮想通貨が現在の
通貨から代替する可能性が出てきています。

これも力関係、パワーバランスで見ると複雑系に絡み
合っていますが、いずれひとつに収束するでしょう。

因子が多くなればなるほど読み解きにくいですが変化
する先は固定化されている
ように感じます。

プロセスは複雑だが結論はひとつ。
そんな感じです。

楽しみな部分です。
ここまで来ると100年に一度の変化を、ある意味
楽しむしかなさそうです。
まだ始まったばかりですから。