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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

賞与の時期

賞与の話題が出る時期になりました。
今年は厳しさに直面しています。
賞与カットのことが話題になっています。

早いところでは冬のボーナスについて労使で話を
しており、JTBは冬の賞与なしと決定。

夏の賞与も何割カットという話だけではなく、
全カットの話題も他社では出ています。

エアラインのJALは社長がボーナスなし、社員は
一律150,000円支給となっています。

公務員は普通にボーナスが支給されているようです。
このような状況になると、公務員人気がまた出るの
かもしれません。

ボーナス支払い

住宅ローンや車のローンでボーナス支払いをする人は
減ってきていると聞いていますが、ゼロにはなって
いないでしょう。

そうなるとボーナスが減額になることで、支払いが
厳しくなってしまいます。

長く支払い続けるローンに関しては、当てにならない
ボーナスを原資にすることを避けるのは、わかるような
気がします。

10年に1回の割合で不況が訪れているのでボーナス
支払いは今後も増えることはないでしょう。

金利の話

ローンの件について個人的な見解をお伝えしておきます。

数年間で支払いを終えるローンの金利については、
変動金利か固定金利を選択するのか、あまり気にする
ことないかもしれません。

金利の変動のリスクが少ないからです。

しかし住宅ローンなどの長期的なローンに関しては
変動金利か固定金利かによってリスクは大きく違います。
どちらを選択するかによって支払総額に大きな差が
出てくるのです。

現在は、変動金利で住宅ローンを組んでいる人が多い
と思います。
最初の数年間だけ固定金利、その後は変動金利になる
ミックス型も多いのではないでしょうか。

変動金利の方が金利が低く、支払い額が少ないので
変動金利ローンを選択しているのです。

これから長い目で見て考えれば、金利上昇のリスクは
大きいと考えています。

固定金利を


できることなら全期間固定金利でローンを組んでおく
べきだと思っています。

現在の変動金利ですと0.4%程度なので支払いも少なく
て済みます。

しかし金利が上昇すれば2% 3%と上限なく上がって
いく可能性はあります。

古い話をすれば、25年以上前は住宅ローンの金利は
5%台でした。
それが普通だったのです。

その後、金利は下がり続けて現在に至ります。
低金利時代が長く続いているので、このままも低金利が
続くような錯覚に陥りそうです。

目先は変動金利の方が支払い額が少なくて済みますの
で得をします。
しかし20年後30年後支払いが進んだときに本当に得を
するかどうかは分かりません。

金利が上がってしまうとトータルで返済する金額は
大きく増えてしまいます。
ひょっとすると変動金利で組んでいる場合は支払いの
年数がさらに伸びる可能性もあります。

最初に組んだ住宅ローンの年数で支払いが終わらない
かもしれないのです。

これは、いわゆる賭け事をしているのに等しいと思います。
今なら全期間固定金利で借り換えしても金利は低く設定することが可能です。(1%台)

長い将来を心配なく過ごすには今が1つのタイミングで
あり、チャンスだと考えています。

まとめ

賞与の話題と住宅ローンの金利について解説しました。
あくまでも個人的な見解であるので判断は自己責任で
お願いいたします。

ただ、まわりの方にはリスクを減らすために、固定金利
にするようすすめています。

住宅ローンに関しては固定金利に借り換えても
1%前半の金利であり、低金利だと考えているからです。

心配事は減らすほうが得策であり、仕事に集中できます。
この時期にひとつひとつ心配事を減らしていきましょう。