【fjconsultants365日Blog:4,260投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

高輪ゲートウェイ駅

今頃ですが、高輪ゲートウェイ駅を利用
する機会があったので撮影してみました。
山手線の30番目の新駅。
オリンピック時期にあわせて設計、建築さ
れた新駅です。

高輪ゲートウェイ

建築には興味があるので新しい場所は気
になります。
この建築は設計は、

・東日本旅客鉄道株式会社東京工事事務所
・東京電気システム開発工事事務所
・品川新駅設計共同企業体(JR東日本コンサルタンツ株式会社・株式会社JR東日本建築設計)
・日本鉄道電気設計株式会社
・株式会社ライティングプランナーズアソシエーツ(照明デザイン)
・隈研吾建築都市設計事務所(デザインアーキテクト)

となっており共同で設計が行われています。

構造は「大屋根」であり、2階にある改札口
からホームは降りるときの開放感は建築の
醍醐味を感じさせます。

建築はある意味、空間をいかに感じるのか?
の領域です。
通常の戸建て住宅では不可能な絶対的空間を
実現できるのが、こうした建築の特徴です。

高輪ゲートウェイ

最新の改札機から見えるもの

高輪ゲートウェイ駅には最新の改札機が
あります。↓

高輪ゲートウェイ

Suicaをタッチする場所が水平ではなく
傾いています。(内側に50度)

これは車椅子の方がタッチしやすい形状
として設計されているのです。

他にもQRコードで改札を通ることができ
るスキャン(読み取り)部分も設計に織
り込まれています。

日本ではQRコードの切符は沖縄のモノレ
ールで使用されています。
海外では当たり前のシステムで、海外顧客
への対応のために盛り込まれた設計でしょ
う。

ポジショニング

また、現状の磁気切符は維持費が高いと考
えられ始めています。

磁気切符を読み取る改札機の導入費、維持
費が高いと位置付けられているのです。

他の方式が新しく出てくると既存のシステ
ムは割高に感じますし、コスト高のポジシ
ョンへと移行してしまうのです。

感覚値ですが、改札機の修理やメンテナン
スの光景をよく見かける。
見慣れたものになっているのではないでし
ょうか。

そのため、Suicaなどの非接触型とQR切符
に集約したいのだと思います。
コスト低減の一環でしょう。

ゆくゆくは紙の切符もなくなり、スマホで
表示されるQRコードの読み取りかSuicaが
当たり前になるのかもしれません。

エアラインの搭乗ではQRコードが当たり前
ですし不具合も見たことがないので利用は
問題ないでしょう。

しかし、QRコードの読み取りは時間がかか
るように感じるので、読み取りまでの時間
や読み取り精度は今以上に高める必要があ
ると考えています。

普及はまだ数年先なのかもしれません。

設計

駅の設計陣に名を連ねている隈研吾氏は
国立競技場の設計で有名。
今やメジャーな建築家の一人です。

九州:太宰府にあるスターバックスが隈
研吾氏の設計なので数年前、知人を連れ
て見に行ったことがあります。
https://store.starbucks.co.jp/detail-1058/

スターバックス太宰府

特定の建築家の作品を集中的に見ていく
のは趣味にもなりますし、また設計思想
が伝わってくると思います。

まとめ

改札機の進化を見るだけでポジショニン
グの変遷を感じます。

過去の新型は現在の旧型
厳しいようですが、それが現実です。

新しい技術や方式は簡素化されていたり
シンプルであったり、しかもコストが
大幅に安かったりします。

旧型になった商品は、飛躍しない限り
生き残ることはないでしょう。