【fjconsultants365日Blog:4,264投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

生鮮食料品マーケット

スーパーマーケットの業績が伸びていま
す。
外食が減り家で食事する回数が増えてい
るからです。
「財布の中身が減らないんですよ」
とおっしゃる方もいるくらいです。

そのためスーパーマーケットの業界では
求人も増えており、事業が拡大してるこ
とがわかります。

また生鮮食料品市場が拡大してることも
確認できました。

駅前、商店街などで店舗が閉店になり空
きが出ます。
そこに八百屋が出店しているのです。

出店費用はほとんどかからず、商品を並
べ値札をつけるだけで、出店も早いです
し、また撤退も素早く可能です。

出店に対するリスクがかなり低いので、
小型店舗の八百屋がいきなり増えた商
店街もあります。

ある商店街では八百屋だけで4店舗にな
り、誰が見ても八百屋が増えたのを実感
します。

そう、スーパー各社がPB商品を増やして
いるのも気になります。
一時期、PB商品を減らしていました。
それを方向転換。

今度は一気にPB商品を増やす戦略に切り
替えています。
低価格商品を拡充していくのでしょう。

駅前で

ある駅前では、お中元の商品はバラ売り
していました。
商品は食品で、それをばらして催事形式
で販売をしていたのです。

お中元が伸び悩んだ事も読み取れますし、
ここだけを見ても食品が売れるのがわか
ります。

この駅、東京でも大型ステーションなの
ですが、改札外のコンコースでお中元の
バラ売りがされているのを見ると、そこ
までしなければならない状況であるのを
実感します。

移動販売も

通勤圏の駅前は上記のように食品やスー
パーマーケット、八百屋などの生鮮食料
品を扱う店舗が増えてくるかもしれませ
ん。

特に小型の八百屋は価格も安く提供でき
るので今後は有望な小売形態になるでし
ょう。

駅前以外では、生鮮食料品の移動販売が
人気を集めるようになりました。
自宅前まで届けてくれる移動販売は、密
にもならずストレスフリーで買い物がで
きます。

移動販売形態は、手間の割には売り上げ
が上がらず、スーパーマーケット各社と
実験はしますが撤退していた歴史があり
ます。

ここにきて注目を集めているので移動販
売車両が増えていくのか確認することに
なりそうです。

移動から考えると

移動販売車は今後増えるでしょう。
というのも、小売店にしろ、飲食店に
しろ、店舗が固定されるリスクが大き
いからです。

店舗を出店してから対象顧客層がいな
い場合、撤退しかありません。
しかも、適した場所を借りることも自
由にはできません。
ひたすら空くのを待つ企業もいるくら
いです。

キャンピングカー

キャンピングカーは団塊の世代が定年を
迎えた10年ほど前から活況な業界ですが、
移動•引越しという観点から考えれば、
今後は違った意味で増えるのかもしれま
せん。

キャンピングカーは自宅をもう一軒所有
しているのと同じです。
しかも移動できる。
災害の多い日本では有益な動産です。

災害時のシェルターにもなりますし、避
難するときも瞬時に可能です。
各地を転々としながら住むことも可能。
放浪生活を可能にするツールです。

災害時にトレーラーハウスが活躍したニ
ュースを見たこともあります。
このように考えてみると生活の選択肢を
増やすツールがキャンピングカーだとわ
かります。

YouTubeでは自作キャンピングカーの動
画が数多く公開されており、安価に手に
入れられるのが実証されています。

まとめ

こうして考えてみると【移動】がキーワ
ードになるのを感じます。
東京から転出が増えていますが、引っ越
し・移住なのか、単なる移動する感覚な
のか。
それによって数年後にまた東京に戻って
来るのかが変わります。

移動できる選択肢もカギになります。
経営でも生活でも移動できる選択肢を
所有することが豊かさ指標になるとき
が来るのかもしれません。