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経営は損益分岐点比率から余裕率を考える

1万円札

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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

余裕率

最近は、企業経営の
余裕率
が取り上げられるようになりました。

それまでは、企業はどれだけ利益を出し
たのかを問われていました。

それが今では、継続性を問われ、余裕率
が評価になっています。

ニュースでも取り上げられる事項になっ
ているのです。

損益分岐点比率

余裕率を考えるときに
損益分岐点比率
から導いていきます。

損益分岐点比率とは

損益分岐点比率

実際の売上高に対して損益分岐点売上高がどの程度の割合になっているのかをみる財務分析の収益性の指標となります。実際の売上高100%に対して損益分岐点売上が何%なのかを算出するものです。

損益分岐点比率の割合は低ければ低いほど売上高の減少に対しての赤字への耐性が強いことで良いとされています。業種や業態、または企業規模の大小で変わりますが、損益分岐点比率は一般的には80%を下回っていれば優良であるといわれています。

損益分岐点比率の計算方法は以下の通りです。

損益分岐点比率(%)=損益分岐点売上高÷実際の売上高×100

実際の売上高が1,000万円で損益分岐点売上高が800万円の場合、200万円が損益分岐点売上高を超えています。損益分岐点比率は以下の通りとなります。

損益分岐点比率=800万円÷1,000万円×100=80%

https://www.freee.co.jp/kb/kb-accounting/break_even_point_ratio/

要するに、損益分岐点比率が100%以下
になっていれば耐性が強いと判断され
ます。

現在の売り上げが何%まで下がっても
黒字を維持できるのかが数値であらわ
されるのです。

各社の損益分岐点比率

現在の損益分岐点比率について主要業種
の数値が出ています。(2020年4月〜6月)

例えば、余裕があるのが
医薬品:40%
で、売り上げが半減しても黒字を維持で
きるレベルです。

自動車は101%になっており、現状が
損益分岐点ギリギリになっているのが
わかります。

空運については、300%になっており、
売り上げが現在の3倍にならないと利益
が出ません。
損益分岐点を大きく下回っているのが
わかります。

まとめ

余裕率を考えて経営する。
そんなことができない現状があります。

というのも、去年と今年、来年が継続
して景気が続くと予想して事業投資を
している企業ほど余裕がありません。

余裕率が低い。
そのため、イレギュラーなことが発生
すると、いきなり危険水域に達してし
まうのです。

損益分岐点比率が80%でも優秀とされて
いますが、現在は7割経済と言われている
ように、損益分岐点比率60%、70%まで
視野に入れておく方が良さそうです。