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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

限界とは

仕事において限界とは何でしょうか。
時間軸の限界。
集中力の限界。
能力発揮の限界

といくつかに分類することができるでしょう。

限界という話題をすると、身体の限界を頭に浮かべる人が多いと感じます。
しかし、ビジネスは瞬発力ではなく持続なので身体の限界を求めると早々に破綻します。

睡眠時間が短いことを書籍にした方が短命だった事例を見るとかなり危険な賭けだと感じたことがあります。

それなら、持続を前提に限界を極めるのはどのようなことなのか考えてみたいと思います。

時間軸の限界

時間は有限。
限界があります。
24時間しかありません。
誰でも同じです。

持続を前提にすれば睡眠時間は削ってはいけない。
6時間から8時間は確保したい。
そうなると睡眠時間以外は最大で16時間〜18時間しかない。

それが時間の限界。
ビジネスに投入できる時間は16時間から18時間なのです。

投入時間には、純粋な仕事だけでなく、通勤時間、移動時間、空き時間も含まれます。
拘束時間と言い換えるとわかりやすいでしょう。

先日、仕事をしている時間(拘束時間)が19時間超になってしまいました。
レッドゾーンは1日だけならできますが、次の日以降に影響が出るのでかえって生産性が下がります。
仕事の結果も少なくなります。

なので時間の玄関はリミットを設けておくのは有益なことなのです。

集中力の限界

時間を忘れるほど集中する。
まわりの音が消えるほどに集中する。

これほどの集中力の持続時間は短い。
体調も左右する。
体調がわるければ、1日の中でゼロ分になることも。

最大でも2時間から4時間程度。
この持続時間も訓練があってこその時間。

最大時間を確保できるために日頃から鍛錬しているようなものです。

能力発揮の限界

能力発揮とは、出せる腕力、知っている知識をどこまで出せるのか。
スキルの最大出力のこと。

歳を重ねるほど所有しているスキルや能力を温存する傾向にあります。
理由は簡単です。

新しいスキルや新しい能力を獲得できていないからです。
インプットがないのでアウトプットできない。
そんな現象です。

インプットがない状態でアウトプットしたら所有している能力がゼロに近づいていく恐怖が芽生えてしまうのです。

能力発揮の限界値を高めるにはインプットである新しいスキルと新しい能力の開発が必須。
それがなければ能力発揮の限界は極められません。

まとめ

結論から言えば、能力が高い人ほど限界へのチャレンジ時間の量が多い。
言い換えれば努力時間が長い。

時間を投入せずに能力を開花した人はいない。
その点を誤解している人がまだいるのではないでしょうか。

変身願望があるのは、短期間、短時間、短いプロセスで能力を手に入れたいという欲求があるからでしょう。

欲望、願望は、それが叶わないからこそ欲望であり願望です。

ということは、瞬時に変身することはない、と定義して問題ないと思います。
それほどに時間がかかる、という裏返しなのかもしれません。