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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

バス業界メリットなし

バス業界はGO TOトラベルのメリットなし。
バス単体ではGO TOトラベル利用できない。
ツアーを組めば、利用できますが利用者は思ったより増えていません。

長距離の高速バスは料金が新幹線の半分程度。
もともとシニアの方や学生が利用していました。
これが今はほとんど利用しません。

シニアの方は遠方には行かなくなりました。
学生はバイトがなくなり、遊ぶお金が産み出せません。

路線バスは運転手不足だった去年が懐かしく、新人研修のバスが目立っていたのですが、今は見当たりません。

運転手募集に対して特典をつけていたのを思い出します。
2種免許取得費用は会社持ち。
入社してから2種免許取得でもOK。
2種免許を持っている人には、支度金10万円、祝金20万円などのオファーを出していたのです。

バス業界は広い

バス業界は企業数も多く、また運行種類も多種多様。
観光バス、路線バスだけでもないのです。

駅前から施設までを往復するバスの委託を仕事としているバス会社もあります。
送迎バスだけでも、

・学校
・ショッピングモール
・旅館、ホテル、
・病院
・マンション
・パチンコ店


など数多くあるのがわかります。
こうした送迎バスは数人のバス会社が業務請負しているので実態は分かりにくいでしょう。

バス製造

バス製造会社は国内だけでなく海外にもあります。
海外製のバスは価格も安く一時期は国内に数多く入ってきました。

今年はどうでしょうか。
国内のバス製造会社大手は、

・いすゞ自動車
・日野自動車
・三菱ふそう


の3社に集約されています。

自動車大手のトヨタ自動車は1974年に撤退。
UDトラックス(日産ディーゼル)はOEM製造していましたが結局提携解消して撤退。
実質3社がバス製造しています。

まとめ

マーケットが拡大する予想だった航空機製造も今はストップしています。
そのため航空機部品のメーカーは期待が外れてしまった。
一時的なことですがストップ。
新たに航空機製造の産業に参入した企業にとっても今は期待外れの気分でしょう。
期待値が高かった分野だったはずですし、国も成長産業だと公言していました。

バス製造は航空機ほど成長を期待されていない業界。
しかし、安定的に数が流れていたのです。

走行距離が延びれば買い替え需要が発生する。
新車が回っていく。
しかし、今後も走行距離が伸びないのであれば製造も縮小のまま耐えるしかありません。
バスが走らなければ新車需要は生まれないのです。
GO TO トラベルでもう少しバス需要が増えると思ったのですがそうではない状況が続きそうです。