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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

キャリアプラン

仕事における行動計画、キャリアを積み上げていく計画を
キャリアプラン
と呼んでいます。

人生にとって仕事は昼間の貴重な時間を費やす(投資する)ので大切なはず。
しかし、ポイントがズレた議論が多いのではないかと感じることがあるのです。

それは何か?
その点について考えてみたいと思います。

能力のマッチング

仕事の能力。
キャリアプランを考えるとき、現在の仕事能力を振り返り強みを見出します。
その強みを伸ばすためのプランを立てていきます。

この作業、正しいのでしょうか。
何かが不足している、と感じるのです。

過去の延長線上でしか

ビジネスは拡大する市場もあれば縮小する市場もあります。
個人のキャリアも市場を意識する方が利益を得られます。

自分の経歴から強みを見出しても縮小する市場でしか発揮できない能力であるならば利益は得られません。

この論点が抜けているように感じます。
せっかくキャリアを考えるのであれば、拡大市場を狙うのがベスト。
市場が大きくなり人財需要が増えるからです。
能力と市場のマッチングを考える論点が抜けているのではないか。
そのように感じるときがあるのです。

能力開発期間

能力を開発する期間について明確に書いているところがありません。
黒字社員になる、一人前になるには、どのレベルに達しないといけないのか。
そのレベルに到達するのに、時間投資は何時間必要なのか

そこが見えてこないのです。
単なる強みを伸ばすだけで黒字社員になることができるのでしょうか。
一人前になることが可能なのでしょうか。

労働市場は仕事歴0年の人から50年の方が同じ領域で働いています。
経験の差があるのにも関わらず、同じモノサシで判断されているのです。
ココをハッキリ理解しておくことがポイントではないでしょうか。
そう考えると、仕事の能力開発は長期戦です。
短期戦ではありません。
キャリアプランも短期戦だけでなく長期戦も計画すべきではないでしょうか。

まとめ

長期戦の計画は立てることをしないケースも見受けられます。
なぜでしょうか。

それは、長期的な時間投資が無駄になることを恐れているからだと思っています。
数年計画の長期戦が未達になったときに損をしたことになると感じているのでしょう。

確実な未来なら時間投資するが、不確実な未来には投資できない。自分の時間は貴重だから。

そのように判断しています。

ただ、確実なところにしか投資しない場合、リターンは少ない。
誰しもが投資する領域だからです。

不確実性があるが成長性を見込める分野ならば時間投資はチャレンジすべき。
というのも、時間投資はコストがかからない。
自分の時間を投資するだけです。
ゼロ円です。
現金は出ていきません。
その前提を理解できればキャリアプランも違った内容になると思います。