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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

資金繰りの壁

ニュースで中小企業の資金繰りについて取り上げられています。
冬に満期になる融資が多いため新たなハードルに直面している、という内容。
夏に急増した融資が短期のため、早々に対応しなければならないのです。

資金繰りは経営者だけの話しですが知っておいて損はないでしょう。
結局のところ、時間の流れの中に給与が含まれますし、経済の世界では融資が不可欠になっているからです。

資産と信用

融資には審査がつきものです。
審査とは、信用を調査します。
信用とは、返済できるかを判断されます。
判断材料で信用度を点数評価しています。

企業は毎年の決算書という成績表で判断されます。
そこには数字しか掲載されていません。
それがすべてです。

スポーツでいうところの試合結果です。
勝てそうで勝てなかった試合もあるでしょう。
頑張ったのに結果につながらなかったこともあるでしょう。
しかし、試合結果には反映されません。
結果だけで判断される世界です。

融資の信用度も同じような過程で判断されます。
企業は金融機関に10段階以上に分かれたランク付けをされています。
スコアが芳しくなければ、融資が受けられない。
受けられたとしても金利が高い。
条件が厳しい、となるのです。

逆にスコアが良ければ、予定以上の資金を借りることもできますし、金利も低く借り入れ可能です。

流れは変わっている?

ニュースでこのような情報が流れるとき、すでに経営の現場では風向きが変化しています。
金融機関の対応は1ヶ月前ほどから
「変わった」
と報告を受けています。

慎重になったということでしょう。
もしくは、元の状態に戻っただけです。
緊急対応していたのが通常へと回帰した。
そのように感じています。

まとめ

経営は市場に対して評価を求める作業です。
評価が売上にとして跳ね返ってきます。
利益として表現されます。

売上、利益が上がらないのは市場の評価が低いと考えることです。
そう考えないと成長もありません。

経済は止める時期もありますので、そのときは素直に現実を受け止めることです。
進むのか止まるのか。
出すのか止めるのか。
稼働させるのか休むのか。

二択の選択肢が次々と向かってくるでしょう。

毎日のように判断に迫られることにのれば鍛えられます。
ということは成長に向かっているのです。