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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
役割
店舗の役割を最近考え直しています。
店舗で販売する目的が消滅していくからです。
店舗で商品を眺めながら購入する。
この行為は、ある年代からいきなりなくなるでしょう。
それは、まだ先ですがXデーは設定されたようなものです。
店舗で購入する、という目的以外に店舗が必要な役割とはなんでしょうか。
考えてみたいと思います。
アフター
先日、Apple Storeでイヤホンの修理に行きました。
https://www.apple.com/jp/airpods-pro/
この商品、発売と同時に購入したのでおそらく初期ロット。
そのためか数ヶ月前から不調。
片方が『ノイズキャンセリング』時に雑音が入り続けるのです。
回復の見込みがないので修理に行くことに。
Apple Storeでは、予約してから店舗に行くとスムーズ。
いきなり行ったら待たされます。
今回も予約をしてから入店、時間通りに修理依頼が完了しました。
ちなみに今の商品は修理するという概念はあまりなく、『即交換』で対応しています。
今回も片方を交換、と言おう形に落ち着きました。
これも在宅で郵送すれば対応してもらえますが、そこまでの手間をかけたくない。
郵送して、状況をメールしたり、電話で説明したり。
その手間を考えてしまったのです。
店舗に立ち寄ることができるなら、そちらの方が手間が少なくて済む。そう判断したのです。
対面で
アフターサービス以外に残るのは『対面で相談したい』という要望に応える店舗。
保険が店舗相談型に移行し、定着してきました。
ということは、他の業界でも『相談店舗』という形態は実験する価値があると感じています。
メールや電話で相談したいことと、メールや電話で相談するのに手間がかかると感じる内容の2つに別れると感じます。
自分たちのビジネスがどちらの内容に入るのかによって店舗を設置するか判断ができるでしょう。
1坪店舗
羽田空港に『1坪ほどの靴販売店舗』ができたと報道されていました。
https://techable.jp/archives/144904
販売だけなら、究極は1坪で足りるということ。
店舗なしも選択肢ですが、リアル店舗のメリットもまだ捨てきれない時期。
だからこそ、1坪で出店するという手法も検討する価値はありそうです。
日本空港ビルデングは12月19日、羽田空港 国内線第1旅客ターミナル5階に「THE HANEDA HOUSE」をオープンした。入居する施設にはスポーツショップ、ジム、リラクゼーションサロン、ビジネス、カフェ、生ライブが楽しめるレストラン、Eコマースショップなど、個性ある14店舗がラインアップ。新しい空港の姿が垣間見える「THE HANEDA HOUSE」を紹介する。
まとめ
店舗の役割が変わりつつあります。
今年は、その変化幅が大きい。
なので、今後は斬新な店舗が数多く登場しそうです。
楽しみな分野です。