【fjconsultants365日Blog:4,371投稿目】fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
新技術も実用性
2020年を振り返ると新商品・新サービス・新技術の数が少ないように感じます。
発売しても、発表しても、売れないからです。
2019年までは、価格より機能を重視していたり、人手不足を解消する装置・ロボットが高額でも導入されていました。
そういった意味では、寂しい年だったと感じます。
しかし、傾向が変わっただけで進んでいる分野はあります。
安価にできる技術
不景気が続くと安価を可能にする技術が脚光を浴びます。
たとえば、建築業界の3Dプリンター。
200万円程度で家が建てられる、というキャッチで世間に出てきたときがありましたが、それ以降普及した様子はありません。
しかし、ここに来て安価な住宅、低価格な建築は注目されます。
建築や住宅は世相の影響を受けやすいからです。
住宅ローンを30年以上組んで建てる場合は、建てる時期が景気・不景気はあまり関係ないと感じます。
しかし、やはり家を建てるという決断は『景気が良いとき』の方が多いようです。
建築中
3階建てアパートがドイツで建築中です。↓
通常だと3Dプリンターの建築は、平家ばかり。
3階建てにチャレンジしているのは、大きな進捗です。
注目度は大きいです。
アフリカでも実施されています。↓
以前にも取り上げたことがある企業です。↓
2019年にドバイで2階建ての実績があります。
日本では
日本では3Dプリンター住宅は話題になっていません。
今後はどうなるのでしょうか。
予測すると、『超小型住宅』の分野で3Dプリンター住宅が活躍すると考えています。
超小型住宅は『タイニーハウス(マイクロハウス)』と呼ばれています。
キャンピングカー並みの大きさの住宅だと想像してもらえればわかるでしょうか。
これをキャンピングカーより安く提供できれば普及すると予測しています。
住宅がクルマより安い、となれば一定のシェアを占めるのではないでしょうか。
まとめ
この3Dプリンター建築分野は興味が継続します。
可能性があるからです。
住宅に限らず、事務所店舗も安価に建築できるのであれば普及します。
住宅などは、本当の価格破壊はまだ発生していないと考えるべきでしょう。