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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
日本経済新聞が『2020年優秀製品・サービス賞』を発表しています。
受賞製品・サービスは下記の通り。
- 【生産財】
- スーパーコンピューター『富岳』:理化学研究所/富士通
- 5G対応ガラスアンテナ『ウェーブアトッチ』:AGC
- 発熱者感知カメラ『AIサーマルカメラ』:アイリスオーヤマ
- 5Gスマホ用コンデンサー『GRM 02/01』:村田製作所
- 木質耐火部材『クールウッド』:シェルター
- 【消費財】
- ゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』:任天堂
- エアコン『うるさらX』:ダイキン工業
- 自動車『ヤリス』:トヨタ自動車
- 電動三輪バイク『AAカーゴ』:アイディア
- 眼鏡型端末『レティッサ・ディスプレー・ツー』:QDレーザ
- スマートフォン『ギャラクシー Zフリップ 5G』:サムスン電子ジャパン
- 【サービス】
- AIが過失割合を判定『事故状況再現システム』:東京海上日動火災保険
- オンライン会議システム『ズーム』:ZVCジャパン
- オンライン診療システム『クロン』:マイシン
- 『民族共生象徴空間』:アイヌ民族文化財団
- 遠隔合奏サービス『シンクルーム』:ヤマハ
日本経済新聞電子版の特集ページ。2020年で39回目となる「日経優秀製品・サービス賞」を受賞した製品・サービスを紹介します。
この中で気になる製品・サービスがあるのか気になるところですが、それより気になるのは審査員。
実際には、審査委員会が審査をしています。
委員長名しか公開されていないようです。
公開すると審査員に影響が出るからでしょうか。
その辺りは公平な内容になっているのでしょう。
昨年比較
2019年の受賞製品・サービスは下記から見られます。
日本経済新聞電子版の特集ページ。2020年で39回目となる「日経優秀製品・サービス賞」を受賞した製品・サービスを紹介します。
意見は分かれると思いますが、2020年より2019年の方がバラエティに富んでいるように感じます。
表現しづらいですが、魅力度合いに違いが出ているように感じます。
おそらく対象となる製品・サービスの母数が違うのでしょう。
やはり対象となる数が少なかったのではないかと思います。
世に出ない商品群も
そう考えると開発途中で頓挫している商品やサービスが多いのではないでしょうか。
数年かけて開発してきた商品も中止になるケースがあるでしょう。
報道されているのは、ほんの一部にしか過ぎないと思います。
報道された中で有名なのは、
・三菱重工:スペースジェット凍結
でしょうか。中止にはなっていませんがストップしたのは事実です。
まとめ
2019年に新発売された商品がこの数年の中では品質としてピークになるかもしれません。
開発コストをかけることができた製品群です。
個人的にも、『この商品は2度と出てこないだろう』と感じる製品もいくつかあります。
いわゆるデザイン性が高過ぎる商品であり、機能性がオーバースペックな製品です。
これから数年は開発が延びたり、妥協した製品が出てきてしまう時期だと感じます。