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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
12月景気
12月の消費動向ですが、年末にしては良くなかった。
まわりの話しを聞いてもそうですが、統計データも同じ動きを示しています。
年末商戦空振りの業界が多かったのでしょう。
唯一、雪が早く降ったので恩恵を受けているところもありますが若干です。
人が動かなかった、というのが原因です。
寒くなると用事がない限り、外に出ない人も多い。
年末は、『忘年会』というイベントがあったので寒い中でも出かけていました。
これがなかった。12月の忘年会がほとんどなし。
しかも、消費も低調。
好調と不調
詳細を見ていくと
・スーパーマーケット
は個別で見ると相変わらず好調です。
しかし、コンビニエンスストアは前年同月比12月はマイナス。(既存店)
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、すべてが前年割れです。
https://www.ryutsuu.biz/sales/n011249.html
消費者態度指数
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/youten.pdf
『令和2(2020)年 12 月の消費者態度指数(二人以上の世帯、季節調整値)は、11 月の 33.7 から 1.9 ポイント低下して 31.8 となり、4か月ぶりに前月を下回った。消費者態度指数を構成する4項目全てが前月から低下した』2021/01/16追記
集客
集客も低調だったようです。
広告を出しても効果が薄かった、という報告をもらっています。
ただ、年明けはそうでもないようです。
成果が上がっている部分も出てきています。
年末は
年末が繁忙期になる業界は多く、いわゆる稼ぎ時です。
経営者は期待しています。
もしくは、年末の売り上げ依存度が高く心配になることもあります。
年末までは頑張ろう、とモチベーションを保っていた人もいたと思います。
しかし、今回の12月の様相では落胆してしまうのではないでしょうか。
期待が大きいほど下がり幅も大きくなってしまいます。
このようなときほど自分の期待値を下げておくほうが落胆する幅も小さい。
落胆幅が小さければリカバリーも速い。
ある意味、経営者のマインドを保つには期待値を大きくあげすぎないことも方法のひとつです。
まとめ
懸念事項は、今月に入り『あきらめる人』が増えることです。
持続化給付金も1月15日で締め切りになります。もう延長はありません。
(2月15日まで延長になりました:2021/01/16追記)
経営は、止めるきっかけを探している人もいるので今回のできごとは決心の拍車をかけることになるかもしれないのです。
人は状況が厳しくなると、どこかできっかけ探しを始めます。
大きなできごとが発生するほど止める理由になるからです。
まわりが納得する理由を探したりするのです。
今の時期は、理由になる事柄が数多く出てきています。
10年前と同じです。10年前の
『リーマンだったから』
と言える同じ理由があるのです。
言い訳しない、と決めておかなければ揺らいでしまいます。
もしくは、経営は言い訳できないと固定化しておくことだと思います。