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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
魅力半減
都心部の魅力。
人が多い、人が集まるのでそれだけ商業が栄えていました。
便利であり、楽しく、豊かに、しかもモノがあふれていたのです。
都心にいることは、そうした魅力を享受できるメリットが大きかった。
ビジネスも同様に仕事の関係者が集まっているので便利。
仕事がしやすい。
特に金融関係の会社が丸の内に集まっているのは世界的に見ても異例なこと。
それだけ特殊な一面もあったのです。
しかしその様相が現在は、現在だけかもしれませんが変化しています。
オフィス空室面積
1年前と比較してオフィスの空室は増えています。
1年で東京都心のオフィス空室面積は3倍になったと報道がありました。
2020年12月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス空室面積が、前年同月の約3倍の約116万平方メートルに拡大した
元のデータを確認すると確かに空室面積は3倍と急増しています。
しかし、リーマンショック後のオフィス空室面積と比較するとまだリーマン時の空室面積の6割程度です。
比較する元のデータにより見え方が違います。
冷静に判断していきたい部分です。
まだ空室面積は増える可能性があるということです。
報道をそのまま受け入れてしまうと感覚マヒに陥りミスジャッジをしてしまいそうです。
元のデータを見るクセをつけておきたいところです。
まとめ
一気にオフィスが空室になったのは、まわりの人たちを見ていても感じます。
過去に毎日通っていたオフィスも移転して、元の場所に他の会社が入るのを聞くと時代を感じます。
他にも、事務所撤退は何回も見てきました。
将来は、『オフィスを借りる時代があったんですね』と言われることもあるのでしょうか。
もしくは、3年後には元通りになっているのでしょうか。
オフィスの場所、住所がブランドになっていたのは確かです。
しかし、そのブランド価値がどこまで通用するかで流れは変わるでしょう。
オフィスの価値もバーチャル化される時期が遠い将来かもしれませんが来ると感じます。