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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
枠組みを外し
発想の転換。
そうしなければ生き残れない。
そう考えられています。
そのとき、今までの枠組みでとらえていたのを外す作業が求められてきます。
固定概念と考えておけばわかりやすいでしょうか。
ビジネスなら、『こうなる』と決まっていると思われる現象のことです。
過去の枠組みを外し、再度違う枠組みで見ることをリフレーミングと言います。
リフレーミング(reframing)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0
→今までと違う枠組みで見ること
枠組みを再構築することです。
このリフレーミングを活用するとビジネスの幅も広がりますし、マーケティングの手法も増加します。
今日取り上げるのは、『価格の時間的リフレーミング』です。
価格の時間的リフレーミング
価格の時間的リフレーミングは、営業提案や価格訴求のときに用いられる手法。
よく使われています。
具体的には下記の内容になります。
価格の時間的リフレーミング(temporal reframing
https://www.jstage.jst.go.jp/article/marketing/32/2/32_2012.040/_pdf/-char/ja
of prices)
→販売価格を時間的な単位で連続する
小額の支出にリフレーミングする戦略
販売価格を時間的な単位で表現することであり、次のような例があります。
『この勉強の投資は年間10万円かかります。 1ヶ月だと8,400円。 1日だと274円。 たったコーヒー1杯分の投資です。 できないことはありませんよね。』
と時間的な単位を変えることで総額で感じる感覚と分解された金額では感じ方が違うのです。
見え方が変わるのです。
1日だと『手の届く範囲』に見えるのです。
使いこなす
営業の達人、マーケティングの達人は、この『価格の時間的リフレーミング』を得意としています。
価格と時間だけでなく『リフレーミング』の種類を数多く使いこなしているのです。
こうして考えてみると、見せ方を変えるリフレーミングは有効な手段です。
まとめ
人は勝ちパターンに固執します。
そのため勝者ほど勝ちパターンが少ない場合もあり、時代の変化とともに没落します。
今回取り上げたリフレーミングの手法は時代とともに有効なパターンが変わります。
現在は『実用的』な見せ方が有効になってきました。
将来的な価値より目先の価値に重きを置く顧客が増えています。
そうなると見せ方も再構築し顧客が利益を大きく感じるようにしなければなりません。
そのためにもリフレーミングの能力は身につけておきたい分野です。