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観光統計速報値から見える2020年

【10年超:fjconsultants365日Blog:4,427投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

どのくらいに

観光・旅行が大幅に減少したのは周知の事実ですが、一体どの程度まで減少したのでしょうか。
出張も減りオンラインで行うようになりました。
県をまたぐ旅行や観光は自粛しています。

昨年2020年では、緊急事態宣言ではストップしましたが、その後GO TOトラベルで復活したような気配もありました。

そうなると年間を通しての結果は予想しづらい。
データから把握した方が良さそうです。

統計データーから

観光の統計データが出てきました。
2020年の統計です。

国内旅行についての消費実態です。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/shouhidoukou.html

2020年の年間速報は下記資料に出ています。

旅行・観光消費動向調査 2020年年間値(速報)

https://www.mlit.go.jp/common/001386995.pdf

速報値は

日本国内旅行消費額の速報値は前年比55%減少。
21.9兆円→9.9兆円に減りました。
約半減です。

宿泊旅行も日帰り旅行も、ともに半減しています。
宿泊旅行は
・17.2兆円→7.7兆円に
日帰り旅行は
・4.8兆円→2.2兆円に
なっています。

旅行者数

旅行者数も同様に半減しています。
日本国内延べ旅行者数は
・2020年:2.9億人
です。

内訳は
・宿泊旅行:1.6億人
・日帰り旅行:1.3億人
となっています。

平均旅行単価

旅行の平均単価(旅行支出)は
・3.39万円

・宿泊旅行:4.8万円
・日帰り旅行:1.6万円
となっています。

宿泊旅行単価:日帰り旅行単価は
3:1
の割合となっており宿泊の方が3倍の単価になります。

まとめ

市場が半減しているということは、各企業の売り上げは半減どころではない。
好調な企業もあれば、そうでないところも出ているはず。
8割減という旅行関連の企業もあるのではないでしょうか。

東京の高級ホテルがサービスアパートメントを3月から始めます。
いわゆる『安売り』です。
稼働率が8割減〜9割減なので、こうしたサービスを打ち出したのでしょう。
お得感があり話題になっています。
予約も入っているようです。

旅行は移動距離が長いほど満足度が高い。
時間をかけて遠くまで来たことに価値を感じます。
なかなか行くことができない場所ほど大きな価値を感じるのです。
『もう二度と来られないかもしれない』
という気持ちが価値を増大させる。

移動が前提のビジネスなので、移動できない状態では何もできません。
近い場所で宿泊しても、それほど価値は感じない。
近くの観光地に行こうとしないのは、どのエリアでも同じです。
いつでも行くことができる、という感覚がそうさせるのでしょう。

2021年はいつから動きが変わるでしょうか。
注目したいポイントです。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/