fjコンサルタンツ 経営情報Blog

〜隠れた事実を見抜き、現場を変え、経営の壁を超える。経営者の思考法 経営の展開図を公開〜

機動性を確保するための苦渋の選択

【10年超:fjconsultants365日Blog:4,434投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

減資

資本金の減資が報道されるようになりました。
この数ヶ月間の間で資本金を1億円(以下)に減資したと報道されている企業は
(2021年2月25日現在)

  • 毎日新聞
  • JTB(旅行会社)
  • カッパ・クリエイト(飲食)
  • チムニー(飲食)
  • スカイマーク(航空)
  • ヌーヴ・エイ(セレクトショップ)
  • バンダイナムコアミューズメント
  • ジーンズメイト
  • 小僧寿司
  • サイバダイン
  • CAICA
  • アルメックス
  • 小学館集英社プロダクション
  • アクセルマーク
  • ミラティブ

等となります。

JTB、1億円に減資へ:日本経済新聞

飲食業界ではカッパ・クリエイトやチムニーなどが1億円への減資を表明。航空業界でもスカイマークが資本金を90億円から1億円に減資して配当原資などに充てる方針だ。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69363860T20C21A2TJC000/

他にも資本金の金額を減らしたと報道されているのが

  • 熊本銀行
  • LINE MUSIC
  • GENDA SEGA Entertainment(旧セガエンタテインメント)
  • ユー・エム・シー・エレクトロニクス
  • オルトプラス

等です。

効果と

資本金を1億円以下にするのは、

資本金を1億円以下にすることで、税制上は中小企業の扱いになるため外形標準課税の対象から外れ、これまで課せられていた税金の減額が見込める。

https://kokusaishogyo-online.jp/2021/02/56862

と言われています。
中には

1億円への減資は“禁じ手”

https://news.livedoor.com/article/detail/19720696/

と厳しい意見もあります。

ステークホルダー

企業経営はステークホルダーの理解があれば問題ありません。
あくまでも利害関係者に委ねられています。


ステークホルダー:利害関係者
→消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関

まとめ

禁じ手をわかっていながら決断しているのを見ると経営状況は芳しくありません。
累積損失を解消し、財務体質の健全化を目的とした決定です。

しかし一方では、そうすることによって、
・資本政策の柔軟性と機動性を確保
することができます。
次の選択肢が広げられるようになるのです。

経営は究極の選択を迫られることがあります。
次の一手を繰り出せる方を選ぶのは間違いではありません。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。