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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

noindex

noindexタグとは、検索されないようにするためのタグです。
Webページには検索されなくてもいいページが存在しています。
たとえば、
・ページがないことを表示するエラーページ(404ページ)
・サイトマップページ
などは検索される必要がないので、あえてnoindexタグをつけるのです。

それが今回は悪用されました。
下記内容を総務省が発表しています。

noindex_docomo_au

検索時の解約手続ページの非表示(「noindex」タグ)について

スイッチング円滑化タスクフォースの下で実施した事業者間協議(2021年1月13日開催)において、一部の事業者では、「noindex」タグをHTML文書に埋め込むことにより、検索エンジンで検索した際に解約手続ページを表示されないようにしていることを指摘。

• NTTドコモ及びKDDIは「noindex」タグを削除する対応を実施(ソフトバンクは元々「noindex」タグの設定無し。)。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000735824.pdf

簡単に説明するとドコモとKDDIは
・解約手続きページを検索されないようにしていた
ということ。

解約手続きページを検索して探そうとしても、解約手続きページが出てこないように意図的にしていたのです。

現在は解除されていますので、検索したら出てくると思います。
ソフトバンクは、そのようなことはしておらずドコモ・KDDIと比較して好意的な印象を持たれるでしょう。

それにしても、このような姑息な手段を取ったのでしょうか。
コンプライアンスを疑われます。
浅はかな対応だと感じます。

経営は透明化される

経営は透明化へと進んでいます。
透明化について言及したのは10年以上前ですが、その当時は誰も響いていませんでした。

どう考えても、経営の隠し事はできなくなる。
それが次々と現実になっているだけです。

今回の騒動も総務省がわざわざ発表するくらいですから、『悪質』と認定されたようなものです。

起業規模に関わらず公開されたことには意味があるように感じます。

まとめ

経営において隠し事はできない。
将来はどの企業もそうなります。
デジタル化をすれば、透明化も実現するからです。

携帯電話→スマホの普及で企業の隠し事が公開されるようになりました。
その後も透明化への道は進んでいます。

仮想通貨が普及すれば取り引き金額(売り上げ金額)の不正はなくなるでしょう。
取り引き自体が透明化されるからです。
そうなれば不正も減少するはず。
税務署も不要になり税務手続きさえ消滅していくと予想しています。

今から透明化への対策をしておけば問題ありません。
隠し事をしない、という当たり前のことをするだけだと感じます。