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経営者の逆張り発想とは

fjconsultants Blog:4,523投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

逆張りの発想

経営においては常に『逆張り』をする人がいます。
多数派に対して少数派。
多数の意見に対して、逆の道を選択する。
裏道を行く手法です。
『逆張り』は相場で使われる言葉で上昇相場のときに下がる相場に賭ける人たちのことです。
とはいっても、逆張りも成功と失敗があります。
ただ、経営の思考としては逆張りが頭に浮かぶようにはしておきたいと思います。
では逆張りの発想とはどのような種類があるのでしょうか。

上がるなら下がる方を

まわりの人たちが景気が上がると予測するならば下がる方を予想する。
株価が上がるときほど、下がる局面を予測する。
業績が上がり続けるときには下がったときのイメージをする。
人は2年間以上同じ状況が続くと、それが数年続くのではないかと錯覚します。
経済が上昇基調を2年間以上続いたときにまわりを見ると多数が楽観的に今後を予測するようになります。
お金の使い方、投資内容を見てもそう感じます。
2年前、3年前に飲食事業を新規で立ち上げた人は、その前の上昇基調の連続がそのまま続くと思っていたのでしょう。
異業種からの飲食参入が目についた時期がちょうど3年前、4年前です。
不動産業だが、事務所移転と同時に事務所兼カフェをオープンさせた事例を見ています。

流行に乗らない

デジタル化、DX(デジタルトランスフォーメーション)が現在の経営の流行でしょうか。
これも、業界によっては速すぎることがあります。
顧客の業界や状況がデジタル化されていないケースがあるからです。
自分たちはデジタル化、DX化させても、顧客との接点については顧客の状況を見て判断が必要なのです。
流行に乗って顧客接点もデジタルだけにすると大きなずれが生じる場合もあります。

わるくなるが多数なら良くなる方を選択

自分たちの業界を悲観する人が多数派なら、チャンスだと考える。
これも逆張り発想です。
悲観的な人が多数なので、大きな変革も革新も発生しない。
それなら、変化を提案できればチャンスでありシェア拡大も可能。
実際に歴史ある業界で多数が悲観的な業界ほど結果を出す確率は高くなるものです。

悲観的なときほど楽観的に

大多数が悲観的なときは楽観的に。
大多数が楽観的なときは悲観的に。
同調圧力に屈せず、自分の意見を持つ。
自分の意見を展開させる。
この思考がポイントです。

悲観的な人が多いとき、流されて自分の感覚も悲観的にするのは単なる思考停止と同じです。
頭を稼働させていないと言われても否定できないでしょう。

まとめ

逆張り発想は同調してくれる人がいませんので孤独です。
少数派です。
しかし、そこにチャンスはめぐってきます。
少数だからこそ勝ちが舞い込んでくる。
発想として、こうした逆張りの発想を思い浮かべるのは経営者にとっては優先順位の高い作業。
決断までいかなくても逆張りの発想で検証するサイクルを必ず持つことだと感じます。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。経営セミナー松本考動倶楽部は2014年から登壇し講義80回を超え、2020年からオンライン経営勉強会マナビィーズとしてリスタート。0円コースもあります https://manaby.biz/muryo/