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新品と中古の両方を検討したい消費者が増える

fjconsultants Blog:4,528投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

中古併設の方が

家電量販店大手ヤマダが中古家電店舗を急激に増やします。

ヤマダ、中古家電店を100店体制に ESG対応急ぐ:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC190TY0Z10C21A4000000/

根拠は、中古を扱っている店舗の方が来店も売り上げも高いから。
中古も比較できるのが集客や売り上げに関係すると判断したのです。

新品の横に中古を並べる

新品の商品しか販売しない店舗で中古を並べることはしません。
それを最初に行ってのがネット通販のアマゾン。
書籍を検索すると、新品と同じページに中古も表示される。
これがいかに画期的だったかといえば、当時アマゾンでも社内で反対された経緯を見るとわかります。
新品書籍を扱っていた担当者は、中古を並べるなんて論外だ、と言ったようです。
新品の書籍が売れなくなる。
会社の売上がトータルで下がってしまう。
そう、予測したのです。
しかし、実際には違いました。
顧客が集まるようになったのです。
集客が増えたので売上は増えていったのです。

確かに既存客の新品の売上は下がったのかもしれません。
しかし、それ以上に集客ができたので全体の売上は上がっていったのです。

リアル店舗でも

リアル店舗でも同じ現象が発生している。
中古コーナーがある家電量販店の方が集客しやすい。
新品と中古の両方を検討した方がお得だと感じる顧客が集まってくるのです。
もし、中古品で良い品があれば中古を買うけど、なければ新品を買わなければならない。
たとえば、ひとり暮らしをはじめるときに揃える家電は新品にこだわらない層も増えていると予測しています。

まとめ

このようにネットだけでなくリアルな店舗でも中古と新品を比較できるメリットを顧客が感じるのであれば実験する価値はあります。
まだ、どこの店舗でも新品と中古の両方を展示していない業界にはチャンスがあるのではないでしょうか。
まだ使える商品を捨てる、ことに抵抗を持つ人の割合は増えています。
新品商品を売るために使える中古品を廃棄するサイクルはゆっくりですが徐々に減っていくと考えています。
消費者がこのサイクルに気がついたときには、一気に流れがかわる業界もあるでしょう。
見渡せば、新品商品しか販売していない業界は多いです。
そこにビジネスチャンスがあると感じるのは私だけでしょうか。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。経営セミナー松本考動倶楽部は2014年から登壇し講義80回を超え、2020年からオンライン経営勉強会マナビィーズとしてリスタート。0円コースもあります https://manaby.biz/muryo/