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リーダーは論破力より客観視

fjconsultants Blog:4,574投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

客観視をわからせるには

自分のことほど客観的に見ることは最初からできない。
自分とは・・・だ、と自分で決めていたい。
こんな人間だと自分の思い通りにしたい。
しかし、現実はそうならない。
まわりの人が決めるからだ。
自分という人間を、こんな人だ、と決めている。

これをわかりやすく、理解するにはどうしたらいいのか。
こんなリーダー向けの格言があります。

『上、三年にして下を知り 、下、三日にして上を知る』

https://www.amazon.co.jp/dp/4478701458/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_T80EBPTZ3SHNRP61ZCXZ

リーダーはメンバーのことを3年間かかって知り、理解する。
しかし、メンバーはリーダーのことを3日間あればわかってしまう。
そんなものだ、ということ。

自分以外の人は、すぐに理解する。
理解というより、察知する。
これは動物的本能と言っていい。

そこから客観視してほしい。
自分に対して客観的に見て判断してほしい。
そう感じています。

最近もそんなことを思い出させる事象がありました。

論破が流行りなのか

ネット上というか、SNS上で知名度のある人たちは《論破力》が高い。
これを見て、論破力が高いほど仕事ができると考えている人たちが増えていると思います。
年代に関係なく存在しているので年齢には無関係。

論破力は相手の論理欠点を追求し論理破綻を証明する。
そのため、SNS上では見ていて興味深い。
しかし、仕事の場面で論破することばかりすると誰も寄りつかない。
仕事は論破することが目的ではない。
成果を求めているからです。

論破に偏る人ほど

これはあくまで個人的な偏見だと思うのですが、仕事において論破ばかり繰り出してくる人を冷静に見ると自分が100%関わった仕事の実績が乏しい。
実績がないのです。
そのため、実績でまわりから評価されず、実績以外で自分の実力を証明しようとしているのでしょう。
そのために論破を繰り出しているのです。
しかし、まわりは論破力で評価するのでしょうか。

実際には評価しません。
一緒になって成果のために考えてくれる存在ではないからです。
成果を上げるために意見を言っても、「それは違う」と論破されるので意見を言うこともなくなります。
まわりから意見が出ないようになり孤立化する。

個人的には、このようなリーダーを『議論に勝って、人生に負ける』パターンだと若手には教えています。
そうなってほしくないからです。
《単なる評論家になるな》と言うこともあります。
評論家より実践者になれ、と言っています。

まとめ

論破力はSNS上で見ている分には見たくなるのは否定しません。
しかし、それを仕事上で応用するのには疑問があります。

というのも、そこにギャップを感じる人がいるからです。
では、どうするのか。
論破するのではなく、導いてあげるリーダーになることです。
「それ違う」というのではなく、「なるほど、この論点でもう一度考えてみようか」と促してみたり。
プロセスが違うのです。
その点を見誤らないようにしていきたいところです。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/