fjconsultants Blog:4,591投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
情報通信白書2021年7月
情報通信白書「情報通信に関する現状報告」が公開されています。
概要資料から抜粋して気になるところを見ていきます。
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通信機器の世帯保有率
下記資料↓を見るとスマートフォンの普及が右肩上がりなのがわかります。
ようやく定着したのではないでしょうか。
世帯保有率も9割に近づいています。
普段利用しているネットわービスも3位に地図・ナビゲーションが入っていることが押さえておきたいポイントです。
スマホがナビになっています。
Googleはじめネット企業が地図アプリのサービス拡充に投資をしているのはこうした利用の実態があるからです。
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年代別利用状況
下記資料↓からわかることは、60代でスマホ・タブレットを使用していない率が20%しかないことです。
70歳以上でも半数は利用していることがわかります。
このシニア層の利用状況は今後も変動するので定点観測したい領域です。
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DX人財が不足する
下記資料↓の右下にあるDX(デジタルトランスフォーメーション)の課題は圧倒的に人財不足です。
社内人財で育成するか採用するか。
企業の方針によって違いますが、必要性は減ることはないでしょう。
1人でもDXプロフェッショナルがいるだけで今後の成長率は違います。
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ネット通販利用世帯割合
下記資料↓では、左上のネット通販の利用世帯割合が興味深い。
2020年からネット通販の利用率は上昇しています。
世帯割合から見れば、10%程度の増加。
これを大きいと見るか、小さいと判断するか。
増加スピードとしては加速し急に増えたといえます。
しかし、もう一方で見ればまだ半分程度なのです。
今後も増えることはこのデータから見て取れます。
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まとめ
アナログからデジタルへ移行している時期。
携帯電話からスマートフォンへ移行している時期。
これから始まるDX。
すべてが過渡期です。
どちらも存在しているのが特徴。
どちらに偏るわけでもなく、両方が求められています。
なので、経営は以前より工数がかかります。
この状況はまだ続くでしょう。
それだけチャンスがあると解釈しています。