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〜不利な状況でも経営を加速させる原理を公開〜

複数の要因で調達止まる

fjconsultants Blog:4,670投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

止まっている物流

物流が止まっています。
グローバルで止まっており今後の影響は大きい。
どのような影響があるのかを考えてみたいと思います。

グローバル調達へ進んでいた

2019年までを振り返ると世の中はグローバル展開、グローバル調達へ進んでいました。
人もモノもグローバルで動く世界へ進んでいたのです。
工業製品だけでなく食材もグローバルで調達する。
人も飛行機で世界中へと動くと言われ進んでいました。
エアライン各社は飛行機の数を増やす方向で進んでいましたし、エアライン市場は今後数十年かけて拡大すると予想されていたのです。
海運もコンテナ船が徐々に巨大になり、輸送価格も下がる方向でした。
これが2020年からストップ。
2021年には逆転しているように見えます。

物流混乱の原因

現在物流は混乱しています。
運賃も高騰したままです。(6倍から7倍)
しかも、期日までに商品が届かない。
商品や部材を調達できない企業が出ています。
最初は、2020年から通販市場が拡大したので運ぶ需要が増大。
その影響がありました。
しかし、長期化しているのはそれだけではありません。
コンテナ船などからの積み下ろし、倉庫不足などキャパが足りない状態なのです。
ハブとなる港の沖で船が滞留しており、他の港へ荷物を降ろすとそこでまたあふれ、遅れていく。
その連鎖が続いているのです。
短期で船を建造することもできず、船のキャパは急には増えないのも原因のひとつです。
代替輸送はエアラインになりますが、運賃があまりにも違うので代替できる領域が限られます。
またエアラインで運ぶ量も限界があります。

港

中国の製造が稼働率半分以下

電力不足のため工場の稼働が半分止まっているところも出ているようです。
電力不足の理由は、石炭価格の上昇です。
そのため石炭不足が発生。
電力供給が制限されており、計画停電になっているのです。

計画停電で、工場稼働率低下、製造する期間(リードタイム)が異常に長くなっています。
工場の源は電力です。
電力が減少すれば、工場は動きません。
電力消費量で工場の稼働率がわかると言われているほどです。

ベトナムでは

ベトナムでは完全なロックダウンが行われていたので日本輸出の商品が止まっていました。
特に建築関係の資材、製品が遅延しています。
いつ解消されるのかわからない状態なので発注するタイミングを前倒しするしかない状態です。

まとめ

複合的に課題が出てきています。
ひとつが原因ではない。
なので解決まで時間がかかると見られます。
年末商戦の商品が入ってこない恐れがあるので経済に影響も与えます。
自動車業界は部品供給の遅れで生産台数を減らしています。
建築関係も計画が先延ばしになるでしょう。
こうした大型商品、高額商品が先延ばしになることは決して良いことではありません。
景気の回復が先延ばしになってしまうからです。
今後も動向に注目です。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/