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ここにも残価型ローンがある

fjconsultants Blog:4,678投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

住宅ローン完済期間の平均

住宅ローンは35年返済で組むことが多くなりました。
以前は30年ローンが最長でしたが5年間延びています。

では、実際の完済までに何年かかっているのか。
最長で組んだ住宅ローンを最後まで支払っているのでしょうか。
平均値が出ていました。

代表的な住宅ローン「フラット35」利用者のデータによれば、2020年度利用者のローン返済期間は平均で33.1年だった。同年度の利用者平均年齢は40.3歳なので、完済予定年齢は73歳を超える。10年で3年ほど遅くなった計算

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00116/102500046/

ローンは最長年数で組んでおくのが得策。
ベストです。

結局は最後の方で一括返済をしてしまうケースが多いです。
退職金などが入ったときに完済してしまうケースです。

そのため当初の借入年数より短い期間で返済が終わっていると言われていました。
これが現在は平均で33年間返済。
だんだんと長くなっています。
30歳で取得すれば63歳完済、35歳で取得すれば68歳完済、40歳で住宅を取得すれば73歳完済となります。

残価設定型

最近では、残価設定型住宅ローンが出ています。
国土交通省の主導でスタートしています。
構想は2013年からありました。
参考:https://www.mlit.go.jp/common/001014532.pdf 

最初に実現したのは新生銀行と旭化成ホームズ。
2019年のことです。

販売価格7,000万円の住宅。頭金500万円
借入期間35年間
金利1.5%とする

残価設定を1,400万円、ローンを組むのは残りの5,100万円
返済金額が残価の1,400万円分低減される
月額返済額が2.6万円低くなる
通常だと6,500万円の借入で返済が月額20万円
残価設定だと借入額5,100万円の返済が月額17.4万円

https://www.atpress.ne.jp/news/198106
百名山

自動車では残価が当たり前に

自動車では残価設定型は当たり前のようになってきました。
まわりでも残価設定で購入する人が増えています。
3年後、5年後の残価が決まっているので、残価以外の部分だけ支払うだけ。

それを《安い》と感じて契約しているのです。
残価分を値引きのように感じる仕組みです。な
ので、高額自動車を衝動買いしてしまうケースも見たことがあります。

「どうして買ったの?」
「残価設定が4割もあったんです・・・支払いこれだけで済んだので」
と説明してくれました。

今後普及するのか残価型住宅ローン

さて、住宅も自動車と同じようになるのか。
おそらく、同じようになります。
時間はかかりますが似たような道を歩みます。

残価設定分は《値引き》のように感じ、自分が支払わなくても良い部分と解釈するからです。
それなら住宅がこの支払いで手に入ると都合よく考える構造です。
消費を進行させるための仕組みです。

世の中は、消費を増やすための手段が増えていきます。
買い物における、後払いの仕組みも以前お伝えしました。


消費のハードルを下げ、喚起させる仕組みが増えているのです。
誘惑が増えていると考えて間違いありません。

セルフコントロールできない人が増えそうですし、自己管理がカギになってくるでしょう。
はやい段階で知識として知っておく方が理想の人生を描けそうです。

まとめ

人生が超長期戦になってきました。
35年後を予想できる人はいません。
しかし、35年後の状況に賭けをしながら生活しているようなものです。

それにしても消費喚起のための手法が次々と出てきます。
簡単に買える。
いつでも買える。
お金がなくても買える、のです。

考えさせられる領域です。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/