fjconsultants Blog:4,736投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
リフレーミングとは
リフレーミング(reframing)という心理学用語があります。
・Re + Frame + ing
・枠組み(フレーム)の再構築
を表現している言葉です。
リフレーミングとは、物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、違う視点で捉え、ポジティブに解釈できる状態になること
https://survey.lafool.jp/mindfulness/column/0116.html
よくある事例では、
・締め切りまで1時間
なのを見て、「もうこんな時間しか残ってないのか」と感じている人が、見る視点(フレーム)を変えると「まだこれほど残っているのか」と感じるようになるのです。
休憩時間もなく仕事をしているときも「忙しい」と感じているのが「顧客から支持されている」と感じるようになるとか、「顧客を支えている」と思うこともリフレーミングです。
「将来不安」を感じているときも同じように視点を変えれば「将来の可能性無限大」になります。
将来不安を感じているときは将来が見えないから発生する。
将来が見えないということは、何もない状態なので、視点を変えれば可能性しかない状態のです。
マーケティングに応用
この枠組みの再構築はマーケティングでも応用されています。
見え方が変わると商品価値の感じ方が変わるのです。
よく事例に出すのが商品が入っているパッケージ(箱・袋)です。
1)パッケージなし
2)パッケージあり
でも差が大きく出ます。
お菓子はその典型で、箱に入ったお土産用のお菓子は高額設定ができています。
パッケージがあると価値が高いように見えます。
家電メーカーのamadanaも同様です。
https://www.amadana.com/product
電卓といった慣れ親しんだ商品をデザインアプローチで商品を再構築。
役職者のデスクに置いたら品格が出るような仕上がりになっています。
キーエンスの商品づくりを見ていても枠組み再構築をしているのを感じます。
https://www.keyence.co.jp/products/newproducts/
デザインでも差別化ができていますが、商品づくり自体が再構築を目指しています。
こうした手法はどの業界、どの商品にも応用が可能だと感じます。
まとめ
枠組みを変え再構築する。
これは企業活動において毎日でも考えたい内容です。
マンネリが嫌いな方は、頭の中で「枠組み再構築」をしています。
そのため、同じ状況に置かれても違う結果を出してきます。
結果を出すには変化対応しなければならないと言われますが、枠組み(フレーム)の再構築は上位概念として覚えておきたいポイントです。