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ビジネスの学びには学問と違って盲点がある

fjconsultants Blog:4,741投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

ビジネスの学び

ビジネスの学びは学問の学びと若干違う。
いつも感じることです。
学問は覚えること、体系立てること、論理構成ができることが主です。
しかし、ビジネスでは実践できることの方が価値があります。
ここにビジネスの学習盲点が存在しています。

知っているだけの人が増えているのではないか。
これだけ映像がオンライン上にあふれていると映像を見ただけで満足するのではないか。
そんな警鐘が鳴らされています。

ビジネス上の学習とは何かを具体的に見ていきます。

学習法則とは

エドガー・ディールEdgar Dale氏の学習法則。
ラーニングピラミッドLearning pyramidと呼ばれています。
学習の効果(定着率)を数値化して段階であらわしています。
わかりやすい指標です。

ラーニングピラミッド表

講義の音声を聞くだけだと、たったの5%しか学習効果がありません。
5%しか定着しないのです。
読書で10%、映像で見て20%の定着しか得られません。
ココは本当に大事な部分。

自分でもそうですが、映像を見て満足することがあります。
「知った」「学んだ」と感じ、そこで終わってしまう。
その先がないのです。

学習には奥行きがある

学んだことを実践して試さなければ実力になりません。
上記学習法則から見れば、実践すると75%の定着になります。
成功しようが失敗しようが学びが身につくのです。
逆を返せば、実践しなければ、ほとんど身につかない。

この事実を知っている人が今後は成長していくでしょう。
知らない人は単なる歩くウィキペディア(辞書)となるだけです。
そこで成長が止まります。
知識はあるが実戦知らず(ここでは実践知らず、となります)。
年齢を重ねても実力の上がらない人は、この盲点に陥っている可能性があります。

まとめ

今回はラーニング・ピラミッドを取り上げました。
企業内で研修を行うときは毎回このラーニングピラミッドを見せるべき。
そう感じます。
何度も見せて、実践しなければ定着しないことを理解してもらう。
理解するまで見せていくプロセスが成長へと導いていくでしょう。
今後は、原則から外れないようにしながら進むことが優先だと感じています。

Learning pyramid

https://en.wikipedia.org/wiki/Learning_pyramid

Edgar Dale

https://en.wikipedia.org/wiki/Edgar_Dale