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東京から脱出(転出)人数は3%に満たない

ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,767投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

東京一極集中緩和はどの程度なのか

東京一極集中緩和、と報道されていますが本当でしょうか。
数の視点からどの程度緩和されているのか見ていきたいと思います。

実際に何人が転出しているのでしょうか。
転入転出数は下記になります。

転入者数が42万167人、転出者数が41万4734人となり、転入が転出を5433人上回る「転入超過」2021年

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220128/amp/k10013455771000.html

2021年のデータではまだ転入の方が多く実質5400人ほどの転入超過状態です。
この転入超過数が少ないは事実ですが増加状態であることには変わりありません。

一方、転出数は41万人。
では、転出した41万人はどこに移動したのでしょうか。

傾向としては

データを見ると、神奈川県埼玉県千葉県へ移動しています。
都道府県別ではこの3県がトップ3です。
近隣へ移動しただけと感じるは私だけでしょうか。
東京脱出、東京一極集中緩和と報道されるほどのことではないように感じます。
移住という形ではなく、単なる引っ越し。
大手企業では毎日の通勤がなくなり週に1〜2回程度の出社になっているので隣接県へ引っ越す方が増えたのでしょう。

事例では家賃が15万円から8万円へ半額になり、広さは2倍。
テレワークする場所も取れるし自然も豊か。
東京から小田原に移住した事例が取り上げられています。
新幹線の駅があるので東京まで40分程度。在来線でも90分程度です。

コロナ禍“東京一極集中緩和”23区は初の転出超過 この先は…?

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220128/amp/k10013455771000.html

まとめ

東京都の人口は1396万人。
そのうち41万人が転出。
割合としては3%弱です。
東京一極集中の緩和と言われても3%の人口移動でしかありません。
しかも近隣の神奈川・埼玉・千葉に移動した人が23万人。
転出の半数が近隣移動だけです。
関東エリアの集中は変化していないと感じる次第です。
ただ住所は移転していない二拠点生活の方もいるので実際はもっと多いのかもしれません。
長野県では別荘地エリアが数多くありますが、ほぼ別荘地で生活している人がいるのも聞いています。
統計データでは出てこない二拠点生活者(デュアラー)の実態も今後は注目すべきところだと思います。