景況感に変化あり

景況感のデータが公開されています。2021年12月のデータです。注目すべきは景況感が改善されていること。今後も「良くなる」と期待する人が増えていることです。1月2月の実態を見てもその傾向は続いているようにも感じます。

景況感202112

「生活意識に関するアンケート調査」(第88回<2021年12月調査>)の結果

https://www.boj.or.jp/research/o_survey/data/ishiki2201.pdf

物価に対する実感

物価に対する実感については予想通りの結果です。「かなり上がった」が急増しています。ガソリンの高騰が続いていること、食品の値上がり品数が急増しているのが原因です。このインフレは継続しそうです。ということは、次回の調査では物価に対する実感はさらに上昇している可能性があります。為替、原油高による物価上昇継続は40年ぶりと言われていますが歴史に残るようなことにもなりそうです。

物価に対する実感202112

実態を知るには

こうした調査は結果が出るまでに時間がかかります。最近は変化スピードが速い時期なので過去のデータは補完することしかできません。実態をリアルタイムで知っておかなければ判断できない時期だと感じています。実態を知るには一次情報を得るしかなさそうです。

エンドユーザー対象ビジネス

エンドユーザーを対象とするビジネスは右往左往しています。経営の判断が問われています。顧客が動くのか、動かないのか。いつから動くのか。動き出したときに準備をしても遅い場合があります。米国では宿泊、ホテル業界で人手不足が生じています。日本でも春頃には人手不足が発生するのかもしれません。米国はインフレで人件費高騰が要因のひとつ。日本はそこまでインフレが発生していませんが、時差で日本もインフレが発生すると予想されています。約1年ほどズレて発生するのではないでしょうか。

まとめ

細部を見れば近未来がわかります。ある一次情報から半年後を予想できると判断しました。エンドユーザーの動きがわかったからです。全ての層において、どのように動いているかがわかりました。予想とは違った動きをしていたので予想内容も変わったのです。突然変わったと判断しています。この予想も数ヶ月後に結果が出ます。

——————————-
ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,792投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆