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提携先の選択基準は依存度がない独立系企業だったのか

なぜココと提携したのか

ソニーがホンダと提携しました。共同開発、販売する新会社を設立します。2025年からEVの販売を開始する予定です。この提携、なぜソニーはなぜホンダを選んだのでしょうか。気になるので取り上げてみます。

ソニーとホンダ、EVを共同開発・販売する新会社設立 2025年にEV販売開始へ

https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1392962.html

最初の選択

ソニーは自動車を製造したことがありません。選択肢は
1)自力で製造する
2)提携する(共同開発)
3)外部委託(OEM)
があります。
今回は、ホンダと提携し共同開発、販売をすることを選択しました。自力での製造は先送りした形になります。いずれは自力で製造することも可能性がありますが当初は定型からスタート。

提携を模索するとき、誰と提携するかがカギになります。しかも、対等な立場の方が運営進行がスムーズ。ソニーが提携先を複数検討したかはわかりませんが、ホンダ(HONDA)を選択したのは理由があると思います。

ソニーとHonda、モビリティ分野における戦略的提携に向けて基本合意

https://www.honda.co.jp/news/2022/c220304b.html

選択理由

ホンダは日本の自動車メーカーの中でもユニークな存在。他社はグループをつくり、提携したり、子会社になっています。

・トヨタ自動車
子会社100%:ダイハツ
持ち分法適用会社20%:スバル
資本業務提携:マツダ(5%)、スズキ(4%)
・日産
三菱自動車:実質傘下

このグループの中に入っていないのがホンダ。ホンダだけ他社と提携をしていません。そのため将来は大丈夫なのか?という論調のメディア記事も出ていたほどです。そのためソニーとの提携においても自動車業界のパワーバランスを気にすることなく進められたのが提携合意まで到達した理由ではないでしょうか。

まとめ

このように提携の裏側にはパワーバランスがあります。しがらみがあるのです。今回のソニーとホンダの提携を見ると「なるほど」と思わせる裏側が見えてきます。独立系の自動車メーカーはホンダしかないからです。その点もソニーと相性が良かったのかもしれません。提携は安定をもたらしますが、逆な視点から見れば自由度は下がります。それが良いかどうかはわかりません。しかし、新しい提携には自由度が高い方が得策です。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,801投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆