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新規事業がBEP超える前と超えた後

新規事業が続々と

景気後退期から回復期を迎えると新規事業の話題が増えてきます。新規事業の相談も出てくる時期です。独立や転職などの流動性も高くなる時期と重なります。

新規事業の立ち上げはセオリーが決まっています。立ち上げから黒字化、収益化のスピードを上げ短期間で収益が出るようにするだけ。そのためには売上が必要です。売上増加ありきなのです。

新規事業について会計の側面から見ると担当者は「売上が足りません。売上を増やしてください」と言われるだけです。損益分岐点を越えるまでは売上を増やすしかないのです。

損益分岐点BEPを超えるまでは

損益分岐点BEP(Break Even Point)を超えるまでは、一点突破で進めた方が短期間でクリアできます。商品も絞り、他の商品まで広げない。顧客層もある程度集中させ広げない。地元密着の場合はエリアも特定エリアだけに絞りエリアを広げないことです。

新規事業がスタートすると計画通りに売上が増えないのが普通です。そのとき、商品を広げればいいのでは、顧客層を広げればいいのではないか、エリアを広げれば売れるのではないか、と考えがちです。しかし、逆を選択すべき。集中させる方を選ぶのです。

一点突破法です。売れる商品も1つに絞る。顧客層も絞り込む。そして一気にスピードアップしてBEPを超えていく。短期間でクリアできると後が楽です。

BEPを超えた後は

BEPを超えた後は、成長と原価を予測しながら右肩上がりを描いていくこと。売上の伸び率と原価の伸び率が同じであれば、いつまで経っても楽な経営にはなりません。原価の伸び率を下げるビジネスモデルを構築していくことがここでは求められます。

スケールが大きくなるにつれて利益率が高くなる仕組みを考えるのです。単に売上が増え、原価も同じ率だけ増えていくのはチャレンジ要素が増えるだけです。拡大するにつれて利益率が下がる場合は《単なる膨張》と判断しても良いのではないでしょうか。

まとめ

新規事業は準備すること、やらなければならないことが多い。資料も準備されていなければ、ツールも用意されていない。場合によっては商品の品質も低く、商品づくりまでやらなければなりません。広い範囲で新規事業の仕事ができる人が最適ですがなかなか見つからないものです。

そんなときは新規事業リーダーのまわりに専門家が集まるのがベストです。専門家は社内だけでなく社外も含みます。リーダーが新規事業というプラットフォームを構築しているイメージです。レベルの高いプロ、専門家が新規事業のプラットフォームに集まれば完璧です。

新規事業は投資金額が大きいほど余裕があります。しかし、投資金額が大きければ成功するとは限らないのが新規事業です。投資金額が限られていてもレベルの高い専門家を集めることができれば成功していくでしょう。そんなことはできないと思われるかもしれません。しかし、可能性はあるのです。

投資金額が限られている、時間も制限がある、商品の数も限界がある、などの制約の中にいても新規事業は成功していくことがあるので制約があるからといって言い訳ができない世界です。ただ、新規事業のコツはあります。新規事業を経験している人ほど短期間でBEPを超え、収益性の高い新規事業に育てていきます。そんな内容を

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,808投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆