インフレ造語

インフレーションの造語が多いと聞いたので調べてみるといくつかありました。

  • エネフレーション(エネルギー高)
  • グリーンフレーション(脱炭素高)
  • アグフレーション(農産品高)
  • ランチフレーション(ランチ高)

価格が上がったものについて造語がつくられているので今後も増えていくでしょう。ネガティブな感情がそこには込められていると感じます。

スクリューフレーション

スクリューフレーションという言葉があります。中間層の貧困化を意味するスクリューイングScrewingとインフレーションInflationを組み合わせた言葉です。中間層の貧困化が発生している中でさらにインフレが発生することを指しています。2012年、2013年ごろに出てきた言葉です。2022年からスクリューフレーションが再び脚光を浴びることになるでしょう。

書籍
スクリューフレーション・ショック 日本から中流家庭が消える日
朝日新聞出版

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シュリンクフレーション

シュリンクフレーションは聞いたことがあるのではないでしょうか。価格据え置きだが内容量が減ることです。食料品や日用品のジャンルで行われています。黙ってシュリンクフレーションを行う企業はWEB上で消費者から指摘されています。

シュリンクフレーションとは
shrink(縮む)とinflation(価格上昇)からの造語》食品や日用品などを、価格はそのままで、内容量を減らして販売すること。

https://kotobank.jp/word/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-1823688

まとめ

インフレーションを話題にするとき造語をつくることで「大変」「困る」というニュアンスを出しています。確かに困ることです。先日も『材料価格が2倍になってしまったが購入するしかなかった』と聞きました。避けようがありません。各業界にインフレ造語ができる勢いです。造語をつくっているうちはまだ初期の段階。本格的なインフレになれば造語も使わなくなるのではないでしょうか。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,867投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆