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「何かあったら」より「何があっても」の考えで

何かあったら

「そんな仕事を受注したらダメだろ、何かあったらどうするんだ!」とミーティング時に新規案件を断るよう指示を出すリーダーがいました。そのような指示をするには理由があるはずです。何かダメな理由があったのではないでしょうか。しかし、この場合、何が正解で、どこからが不正解なのでしょうか。その点を考えてみたいと思います。

分けて考える

リスクを感じるとNOと判断するリーダーがいます。これは、どこまでが正しくて、どこからが間違いなのでしょうか。実は、明確な判断基準は簡単です。CANかCANNOTで判断するだけです。ただ詳細に分類して考える必要があります。

  • 自分たちだけで可能
  • 協力会社と一緒になら可能
  • 協力会社が見つかるなら可能

とフェーズに分けて考えていくのです。おそらく、冒頭のリーダーは「自分たちでは無理だろ」と言いたいだけなのです。失敗したとき、リーダー自身の責任を問われるのでリスク回避の判断で発言していたと思われます。

最近の傾向

日本という視点で見ても「何かあったらどうすんだ症候群」が見受けられるようです。安定をもたらす考え方ですが、発展はないでしょう。人類の発展はリスクとともに進んできた歴史があります。安定期がわるいわけであリません。ただ、安定期に発展や成長がないだけなのです。

元陸上選手の為末大氏が先日、SNS(交流サイト)で私たちの国は「なにかあったらどうすんだ症候群」にかかっている、と発信していた。それは社会に安定と秩序をもたらすが、副作用として停滞を生み、個人の可能性を抑制するという。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61528490X00C22A6UU2000/

まとめ

何かあったら困るとは思いますが、ビジネスや人生において困ったところで解決するしていくことはよくあることです。もっともらしい「何があったらどうするんだ」という意見については根拠を確認するようにしましょう。単にリスク回避や責任回避のときは、その発言を撤回してもらうことです。冒頭のミーティングでリスク回避をしていたリーダーですが、その部署は見事に時代に取り残されました。変化に追随できず後から追いかけている状態です。当然の結果といえるのではないでしょうか。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,897投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆