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年代問わず長文読解力低下か

長文読解力低下

長文の読解力が低下しているそうです。読解力とは、「文章を読んでその内容を理解し、解釈する力」です。( https://mba.globis.ac.jp/careernote/1306.html )短文なら読解できるものが、長文だと読解できないケースが出ているのです。若年層に見られると想像しがちですが、本当にそうなのでしょうか。その点を見ていきます。

長文読解力

文章読解力は短文長文によって差が開きます。大学の授業でも、講義をする先生の方が気を遣っているようです。たとえば二重否定「ないことはない」という表現は使わない。「・・・の意味を図りかねている」といった表現も避けているようです。シンプルな表現だけで伝えないと理解してもらえないからです。講義を聞いた学生から「その意味がわかりません」と言われてしまうか、「講義内容がわかりにくい」と評価されてしまいます。

長文読解力は、長い文章を最後まで読んで理解していきます。長い文章は短文が組み合わさって1文になっています。その短文の関係性が並列につながっている場合とそうでない場合があるのです。並列に短文がつながっている長文は理解を見誤ることは少ない。しかし、短文が並列ではない場合は意味がつかみにくい。

たとえば下記のようなケースになります。

次の表により、改正前欄に掲げる規定の傍線を付した部分(以下「傍線部分」という。)でこれに対応する改正後欄に掲げる規定の傍線部分があるものは、これを当該傍線部分のように改め、改正前欄に掲げる規定の傍線部分でこれに対応する改正後欄に掲げる規定の傍線部分がないものは、これを削り、改正後欄に掲げる規定の傍線部分でこれに対応する改正前欄に掲げる規定の傍線部分がないものは、これを加える。

https://www.nta.go.jp/law/kokuji/220729/01.htm

読解力

読解力は文章を読むときだけに発揮される能力ではありません。会話の中にも読解力は求められます。仕事をするときは特に会話における読解力が求められるのです。それを単にコミュニケーション力と評することもありますが、ここではコミュニケーションにおける読解力とします。

コミュニケーションにおける読解力

コミュニケーションにおける読解力とは、会社の内容を理解するだけでなく、自分なりに解釈する力です。単に伝えられたことの内容、意味がわかることは理解力です。読解力ではありません。

たとえばお客様の何気ない発言からニーズを解釈するのも読解力の範疇です。言われたことしかできない人は読解力があるとは言えないでしょう。

まとめ

テレビを見ればテロップが常に出ます。YouTubeなどの動画も同じようにテロップだらけ。じっくり聴く必要はありませんし、理解に努めようとする必要もありません。これが続いています。長期間、それに慣れてしまうと読解力は落ちていくのではないでしょうか。ということは、長文読解力は年代問わず発生率が高くなっていると予想できます。

考えることに対して飽きっぽい、言われたことを自分なりの解釈に落とし込めない事例はまわりでも目にするのではないでしょうか。今後の課題でもあります。

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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,963投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆