ファクトチェックとは
情報が多くなると、どの情報が正確なのか、正しいのかわからなくなります。そんなとき真偽性を確認する指標があります。ファクトチェックです。ファクトチェックすることにより正確な情報の共有が広がるメリットがあります。
ファクトチェックとは、
https://fij.info/introduction
社会に広がっている情報・ニュースや言説が事実に基づいているかどうかを調べ、そのプロセスを記事化して、正確な情報を人々と共有する営み
レーティング基準とは
『ファクトチェック記事を発表する際に表記する、対象言説に関する真実性・正確性の評価・判定』を「レーティング」と呼んでいます。
レーティング基準の内容は下記になります。https://fij.info/introduction/rating
- 正確 事実の誤りはなく、重要な要素が欠けていない。
- ほぼ正確 一部は不正確だが、主要な部分・根幹に誤りはない。
- ミスリード 一見事実と異なることは言っていないが、釣り見出しや重要な事実の欠落などにより、誤解の余地が大きい。
- 不正確 正確な部分と不正確な部分が混じっていて、全体として正確性が欠如している。
- 根拠不明 誤りと証明できないが、証拠・根拠がないか非常に乏しい。
- 誤り 全て、もしくは根幹部分に事実の誤りがある。
- 虚偽 全て、もしくは根幹部分に事実の誤りがあり、事実でないと知りながら伝えた疑いが濃厚である。
- 判定留保 真偽を証明することが困難。誤りの可能性が強くはないが、否定もできない。
- 検証対象外 意見や主観的な認識・評価に関することであり、真偽を証明・解明できる事柄ではない。
こうした基準があることだけでも知っておいて損はありません。正確性とひと言で表現されてしまいますが段階があるのです。
根拠ある内容と推測
情報は接しながらチェックするようにしたいところ。根拠ある内容なのか。根拠がない内容なのか。執筆者の憶測なのか推論なのか。そこを見極めながら情報に接することです。根拠をもとに書く人については、名前を覚えておいて損はありません。
まとめ
人は自分の意見を補強してくれる情報を求めてしまう傾向にあります。もしくは、極端な意見に惹かれてしまいます。わるいことではありませんが、偏りが出てしまうので正確な判断ができなくなる可能性がありすすめられるものではありません。なので、正確な情報にも必ず接しておくことです。もしくは統計データを定点観測するのも有効です。世の中の変化速度が速いときほど正確性について敏感になることです。そうすることで推測判断の精度も飛躍的に上がっていくのです。
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ビジネスリーダーのためのWeb Magazine ファースト・ジャッジ:4,966投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆