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フリープラン内容の見直しが続々と出ている

フリープランの見直し

無料で使えるツールは限りなく存在しています。アプリ、デジタルツールでは利用者に無料で使用してもらうのが一般的になりました。そのとき、無料から有料になる基準の設定が企業経営の運命を左右します。マネタイズ(収益化)できるかのカギを握っているのです。各社有料ラインの設定に工夫をしています。苦労している企業もあるので正解はないのでしょう。フリープランの内容変更事例からわかることを見ていきます。

Zoom40分間無料

Zoomはこの3年間で一気にシェアを拡大しました。その理由のひとつに40分間無料があります。グループ3人以上のオンラインミーティングで40分間無料にしていました。30分ではなく40分間というのがポイントだったでしょう。30分だと不足感を感じます。しかし40分だと30分でミーティングを終えれば余裕がある時間なのです。

今後は無料内容も変更になっています。2人の場合は時間無制限でしたが、今後は2人のオンラインミーティングでも40分間の制限をかけてくるようです。無料プランの内容は企業の成長時期のよって内容が変わってきます。また変更することも考えられるでしょう。

Zoom 「プラント料金」ページ

https://zoom.us/pricing

Slack

Slackも無料のフリープランの内容を変更しました。(2022年9月より)
フリープランは以前

  • メッセージ履歴数1万件まで、ストレージ容量5GBまで

でしたが、今回から

  • メッセージ履歴過去90日まで、ファイルストレージは無制限

としたのです。容量の制限を無くすが過去の履歴は日数によって制限する手法です。これだと使用が少ないフリープランユーザーの維持コストが削減できます。90日以前の履歴保存が必要なくなるので、保存場所であるサーバーのコストが下がるでしょう。ユーザーにとってはビジネスで利用する場合、過去履歴は残しておきたい。となると、有料への移行も検討する人が増える仕組みです。

Slackの有料プランについて

https://slack.com/intl/ja-jp/pricing/paid-vs-free

チャットワーク

チャットワークは無料の制限を

  • グループチャットの利用上限数(累計7個)

としていました。今回、このグループチャット数の制限を撤廃。無制限にしました。しかし、新しい制限を設けたのです。それが

  • 直近40日以内に投稿された最新5,000件のメッセージが閲覧可能

という制限です。過去の閲覧について制限を設けたのです。Slackの後追いにも感じますが、日数と個数で制限し、それ以上は有料となる内容です。

フリープラン グループチャットの利用上限数撤廃のお知らせ(2022年10月から)

https://help.chatwork.com/hc/ja/articles/9319851372185

まとめ

無料プラン内容、フリープラン内容の変更が出てきている背景にIT企業のコストダウンが背景にあります。中には人員整理をしている企業も出てきておりコストに敏感になっています。過去履歴を40日や90日と制限を設けることでコストダウンができる試算をしていることでしょう。

何でも無料というわけにはいかないようです。今後は、こうしたデジタルツールの使用料金の値上げも続くのではないでしょうか。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆