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狙える市場は大きくても到達できる市場は限られている

市場規模の考え方

ビジネスが思い浮かんだとき、どれだけビジネス成長するのか想像してしまいます。業界の先行大手企業の規模を見て成長性を感じたりもするのです。また市場規模を調べたりもします。検索すると市場ごとの数値がすぐに出てきます。

では検索して出てきた市場規模数値はどのように解釈すればよいのでしょうか。TAMとSAMという指標があるので、その2点から市場規模を読み解いていきたいと思います。

TAMとは

ビジネスモデルが浮かんだとき、対象となる市場を調べることからスタートします。業界ごとの市場規模を調べることが多いでしょうか。たとえば、こんな市場規模サイトがあります。https://stat.visualizing.info/msm
面積が大きい業界ほど市場規模が大きい。カーソルを当てると具体的な市場規模データが表示されます。市場規模は関係していない市場に関しては無知なことが多いので、ざっと目を通すだけでも興味深いと思います。

新規でビジネスをスタートさせるとき、狙う市場規模は現状の制約を考えず把握します。制約を取り払い、制約なしで獲得できるすべての総和が最大市場規模になるのです。競合他社の売上の総和と同じになることも知っておいてください。

TAM:Total Available Market もしくは Total Addressable Market
獲得可能な最大市場規模のこと

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8D%B2%E5%BE%97%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AA%E6%9C%80%E5%A4%A7%E5%B8%82%E5%A0%B4%E8%A6%8F%E6%A8%A1

SAMとは

対象となる市場において現在の製品・サービスで到達可能な領域をSAMと呼んでいます。対象となる市場規模が大きくても、すべての市場にリーチできるわけではありません。既存製品・既存サービスには限りがあるはずです。市場規模全体に到達させるには物理的に拠点が必要な場合もあります。なので、いくら狙う市場規模が巨大であっても、現在到達できる領域を見極めることはとても大切なこと。到達可能な領域が最大の売上になるからです。TAMだけで語るビジネスの計画は精度があまいものになってしまうので、このSAMの指標も併用して語ることが普通なのです。

SAM:Serviceable Available Market
製品またはサービスに対する市場の総需要

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%A7%E5%88%A9%E7%94%A8%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AA%E5%B8%82%E5%A0%B4%E8%A6%8F%E6%A8%A1

まとめ

市場規模のとらえ方はTAMとSAMを使い分けしながら判断すると新規ビジネスも確率の高い決断ができるのではないでしょうか。経営の優先順位を考える上でも、ビジネスプロセスを描く場合でもTAMとSAMの視点は必須だと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆