ブラックフライデー

11月下旬になると買い物好きがソワソワしています。日本でもブラックフライデーが各地で展開されるようになったからです。日本で本格的にブラックフライデーを仕掛けたのはトイザらス。2014年のことでした。展開から7年以上経つと全国へと浸透することが多いですがブラックフライデーも同様な展開をしていると感じます。

もともと米国のブラックフライデーはウォルマートが有名。2022年だと次のような特売品を予定しているようです。https://www.walmart.com/

  • ノートパソコン:148ドル
  • 50インチ液晶テレビ:149ドル
  • ホームシアタープロジェクター:49ドル
  • アップルウォッチ:149ドル
  • 任天堂スイッチ:299ドル

ウォルマートのブラックフライデーは目玉商品がはっきりしており毎年確認するようにしています。今年も他では安売りできない製品まで目玉商品として取り上げています。

ブラックフライデー(英語: Black Friday)とは、
11月の第4木曜日の翌日にあたる日のことである。小売店などで大規模な安売りが実施される。

アメリカ合衆国では感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日は正式の休暇日ではないが休暇になることが多く、ブラックフライデー当日は感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日にもなっている。買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られ、特にアメリカの小売業界では1年で最も売り上げを見込める日とされている。また、年末商戦の幕開けを告げるイベントでもある

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%BC_(%E8%B2%B7%E3%81%84%E7%89%A9)

値崩れ

業界によってはブラックフライデー時期に9割引、8割引のセールをする業界もあります。そうなると通常のときには購入する気持ちが消滅していきます。ブラックフライデーを待てばいいのではないか、と感じてしまうのです。

もともと年末商戦の前哨戦としてブラックフライデーはスタートしています。年末だけでなく前段階でさらに買うタイミングをつくったのです。米国では1970年代に広がった手法で現在では定着しています。50年以上続くイベントになっているわけです。

まとめ

日本でブラックフライデーが売上増加につながるのかは今後にかかっているでしょう。継続できるかがカギです。本気で取り組まなければ消費者からは見向きもされなくなるでしょう。米国のブラックフライデーを見る限り全力で製品を取り揃えているのがわかるからです。

セールは回数を増やすとメリットが薄れてしまうので、それぞれのセールの意味を変えて取り組むべきだと考えます。できればセールをしない方がベストですが、必要ならば限定的製品群で行うと効果が明確だと感じます。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆