ブラックは嫌だがホワイトでも不満

ブラック企業とホワイト企業。どちらが良いのか。2択なら答えはひとつ、ホワイト企業を選びます。しかし、人は勝手な動物です。ホワイト企業にいても不満は出るのです。では、どのような不満が出るのか。それは

  • 退屈すぎる
  • 成長しない環境
  • ゆるすぎる

という感覚です。大きな不満ではないですし、すぐに解決しなければならない重大事項でもありません。しかし、ホワイト企業に今後も在籍するならば「ひょっとしてこのままだと自分は成長しないのでは」と思い始める人も出るのです。特に「前向き」「成長意欲がある」人はその傾向があります。「優秀な人財ほど暇にさせるな」と言っていた経営者の方を思い出します。なぜなら、優秀な人財は暇になると飽きてしまい転職してしまうからです。チャレンジできる場所を他に求めて去って行ってしまうのです。

職場がホワイトすぎて辞めたい 若手、成長できず失望

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD2865W0Y2A121C2000000

軽いバットか重いバットか

以前、とあるリーダーを論争したことを覚えています。野球のバッティングにたとえてスタッフ育成を語り合っていたときのことです。そのリーダーは「わたしはスタッフに軽いバットしか振らせません」と主張していました。反論として「重いバットを振らさないと成長しない」と伝えた覚えがあります。どちらも正解ではありません。最初は軽いバットの方がスムーズに成長します。しかし、軽いバットのままだと飽きてきます。ときには重いバットにもチャレンジさせなければならないのです。この課題は永遠かもしれません。常に発生し続ける課題のひとつなのです。

いつまで経っても

厳しい言葉をかけることができない、とリーダーはこぼします。そう、パワーハラスメントと言われてしまうからです。厳しい口調で伝えただけでパワハラなのです。そのため、新しく入ってきたスタッフには「お客様扱い」をし続けるチームが増えているのです。「仕方がない」とリーダーは言っています。でも、本当にそうなのでしょうか。

履き違えが発生している

ビジネスにおいて各自が実行する仕事内容は伝えてもいいですし、仕事の内容を要求することは普通のことです。「ここまでやってほしい」「ここまで成果を出してほしい」と伝えることは問題ありません。しかし、その伝え方が問題になっているだけです。伝えるときは穏やかに丁寧に伝えることです。丁寧な伝え方をするならば、仕事内容について要求するレベルをゆるくする必要はないと感じています。適正な仕事内容について、お互いの合意形成することが優先だと思います。

まとめ

人は同じことの繰り返しでは「飽きる」というプログラムが組み込まれています。そのため仕事でも「飽きさせない」仕組みがあった方がいいのではないかと考えています。仕事環境としても「飽きない」状況をつくり出すためのゆるやかな変化やチャレンジです。人が飽きるという前提をリーダーは理解しながら支援していくのが理想です。次はこれにチャレンジしよう、と声をかけてあげるのも大事なことかもしれません。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆