偽通販サイトが横行
通販サイトを利用するとき、そのサイトが本物かどうかを確認する必要性が出てきました。どうしてでしょうか。それは偽通販サイトが横行しているからです。本物とそっくりな偽通販サイトがネット上に存在しているのです。利用者は偽通販サイトだと思っていないので申し込みをして決済まで行っています。しかし商品が届かない。届かないので本物の通販サイトに問い合わせをして発覚する。発覚したときには偽通販サイトは存在せず返金もできない、という内容です。
偽通販、トラブル急増
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67731820Z10C23A1CT0000/
本物と酷似のサイトを月1万件確認 届かぬ商品、返金されず
経験がある
数年前のことです。偽サイトから申し込んだお客様が問い合わせをしてきたことがあるのです。そのときには偽サイトは存在していませんがネット上のアーカイブには画面が残っていました。(このサイトにURLを入れると保存されている場合があります→ https://web.archive.org/ )
画面を確認したところ、本当にそっくり。このレベルだと疑う人はいません。信じて決済まで手続きを行ってしまう心理が理解できたのです。
自動作成か
こうした偽通販サイトが横行している現実を見ると自動で偽通販サイトが作成できるシステムがあるのではないかと予想できます。自動なので数多く作成できるからです。
WebサイトデザインだけならURLを入力すると編集可能なデザインデータにしてくれるツールがあり、Webのコピーサイトを作成できます。
(html.to.design: https://coliss.com/articles/build-websites/operation/work/html-to-design-figma-plugin.html )
ネット上に公開されているものはだれでもコピーできてしまうことだけは把握しておきたいところです。
まとめ
迷惑メールが届くようになると、メール送信者が正しいのか疑うようになりました。それと同じことがWebサイトでも発生しているのです。本物か偽物か。疑いながら決済するようになると思います。
このような偽通販サイトが増えてくると大手の通販モールサイト(Amazon、楽天など)の信用性は一段と増すのではないでしょうか。大手なら安心ということで信用度が高まることも推測されます。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆