静かに過ごしたい
静かに過ごしたい人が増えているのでしょうか。店舗や施設でも音や照明を調整する時間帯を設ける事例が出てきています。「クワイエットアワー」と呼んでいます。ある時間帯だけは店舗や施設内が静かな状態になるのです。静かに買い物ができたり、静かに滞在することができるのがメリットです。スーパーは静かにすると違う店舗に見えるようです。ただ音による宣伝がないので「特売品がわかりづらい」というデメリットの印象を持つ人もいるようです。
クワイエットアワーとは
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230205/k10013969571000.html
音や光に敏感な感覚過敏という症状がある人が過ごしやすいよう店舗や施設の音や照明を調整すること。
敏感な人が増えてる?
音や光に敏感な人がまわりにもいますか。実はわたしも音が苦手。音のうるさい店舗も苦手ですし、移動するときも消音イヤホンが欠かせません。移動中の騒音による疲れが出てしまうのです。移動し続けて20年間以上になりますが、音だけは慣れることができません。
単なる予測なのですが、音や光に敏感な人が増えたと感じています。その理由は簡単です。2020年から2022年の3年間、家で滞在する時間が圧倒的に増えました。そのため、店舗や施設に出かける回数が減り、静かな状態が常態になっていると思うのです。そのため音や照明に対して敏感になってしまったと考えています。
市場が拡大するのか
家庭で、静かな空間や落ち着いた雰囲気の部屋で過ごした人ほど敏感になっている可能性は高く、環境に敏感な人が増加しているのでしょう。それだけ市場が広がっていると予想しています。この流れ、「快眠」が流行ったときと似ています。「最高の睡眠」を求める人が増え、睡眠グッズが一気に増えました。静かな環境に対して、そこまでの盛り上がりになるのかわかりませんが、音や光を和らげることで人が集まるのであれば試したい内容です。
まとめ
高級なホテルほど
・無音
・無臭
であり、照明も間接照明ばかりで構成されています。照明もやわらかい演出がされています。乗り物も同じです。プレミアムなシートや高級車になればなるほど、無音にこだわっています。
このように、音や光によって人は高級感を感じています。ということは今後、音や光の演出は市場として拡大すると感じます。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆