順調増加インバウンド

2022年12月のインバウンドが100万人を超えました。2023年1月も増加傾向で150万人となっています。順調に増加しています。このままの調子で増えていくと予想しています。円安効果も追い風。2023年は国内旅行とインバウンドが復活です。年間で2000万人のインバウンドが期待されています。ひとり当たり10万円を消費すると2兆円の規模になります。関係する業界の方は期待値が大きいでしょう。

訪日客消費が回復軌道に、1月150万人 年2兆円上積みも

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA152DG0V10C23A2000000/

2023年見通しと予測

大手旅行会社の予測も2019年度比較で2023年は
・国内旅行:96%
・インバウンド:91%
と高い数字で推測しています。

手応えを感じているのではないでしょうか。先の予約も順調に入っているのがわかります。ここまで復活するならば積極的な投資も行われると感じます。
その一方で海外旅行の予想は
・海外旅行:52%
となっています。2023年もまだ海外は完全復活にならないようです。海外旅行の復活には3年ではなく4年かかるということです。この3年、4年という期間は過去から同じ。復活期間として3年間、4年間かかるのは経験則として覚えておいて損はありません。

23年度旅行消費
消費額で見ると2023年度は19年度比で国内旅行は96%、インバウンド(訪日外国人)は91%の水準に回復する一方、海外旅行は52%と予想している。(JTB社長)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD089T70Y2A201C2000000/

まとめ

国内旅行も定点観測していますが、今は供給より需要の方が大きいので価格は下がっていません。国内ツアーの価格はさほど安くないのが実情です。海外へ行っていた方が国内旅行に振り替えているのであれば、ある程度費用をかけて満足のいく国内旅行にしているのではないでしょうか。
供給過多になるのはもう少し先のことになりそうです。人手不足は現場で解消されておらずフル稼働できない宿泊場所も多いはず。安価な国内旅行ツアー出現は1年後になるのではないでしょうか。

——————————-
スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆