ちょっと早い季節感がプラス

3月なのに5月並みの気温まで上がっています。このタイミングで春を感じるのは経済活動にはプラス。早めに季節を感じることは経済を活性化させます。購買意欲が上昇するからです。遅い季節感は購買意欲が下がります。季節が長くなると感じるときに意欲上昇なのです。

このタイミングでANAとJALが思いきったセールを仕掛けてきました。ANAは70周年記念の片道7,000円セール。JALは片道6,600円で対抗です。春の旅行に対して躊躇していた人たちも後ろから押された形で飛行機の手配をしたのではないでしょうか。ANAもJALも一時的にWEBサイトがつながりにくくなっており話題となりました。WEB管理者から見れば「つながりにくい構造がそもそも問題」と指摘されそうが、つながりにくいという話題の方が価値があるのかもしれません。ニュースで流れており宣伝効果があるからです。怪我の功名でしょうか。

怪我の功名(ケガノコウミョウ)
あやまちや事故によって、思いがけないよい結果がもたらされることをいう。転じて、特に意図しないのに、好結果がもたらされたこともいう。

https://kotobank.jp/word/%E6%80%AA%E6%88%91%E3%81%AE%E5%8A%9F%E5%90%8D-489586

毎年桜を見ると

「毎年桜を見るといいなあと思う」とある経営者の方がしみじみとつぶやいていました。年1回しか見ることができない。それだけ希少価値があるわけです。しかも冬の寒い季節から気温が上昇する春は気持ちもホッとしたい。そこに桜が季節感を添えるのです。

sakura
photo by fujiwara takeyoshi

まとめ

季節によって左右されるビジネスの場合、準備は最低でも3ヶ月前からになります。3月を想定する場合は12月には準備をしなければなりません。業界によっては半年前〜1年前から準備をしています。Webに春商戦の商品を掲載するなら3ヶ月前から掲載しても問題はありません。季節先取りが基本です。冬のうちから春を宣伝し、春のうちから夏を告知する。業界によってはそれが普通なのです。また、季節に関係ないビジネスにおいても季節感を持ち込むのはメリット。春のイベントから春限定の内容で伝えていくのです。春は四季の中で印象が良いので試してみる価値はあります。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆