無価値になるスキルも

自分のスキルが世の中に通用しなくなる経験はありますか。今後は、そんな経験をする人が急激に増えそうです。個人的にも過去に自分のスキルが使えなくなったことは何度もあります。自分が所有してるスキルに対して価値がなくなった経験です。なので毎回思うのですが、自分のスキルに固執することなく、次の世界へ進んだ方が新しい世界が待っています。待っている新しい世界があるのを自覚する方が良さそうです。

順番がちがう

皮肉にも、人工知能AIの進化は、高度な頭脳労働者から仕事を奪っていくことになりました。体を動かさず、仕事をする人が対象です。予想では、単純労働や肉体労働がロボットに置き換わると思われていましたが、逆転しています。また人工知能が人間に追いつくのは2040年頃と予想されていました。シンギュラリティは2040年に発生すると思われていたのです。これも15年以上早く実現しそうな勢いです。

作業時間短縮実現

スライド資料やウェブサイトを作るときに、写真やイラストなどの素材を使いますが、これも今後は人工知能で作成できるようになります。そのため素材を探す作業時間が大幅に減ります。最近でもAdobeがリリースしたfireflyやMicrosoftの「Bing Image Creator」やミッドジャーニー(Midjourney)が出ています。それぞれアウトプットされる画像などが特徴があるので、今後は使い分けしていくことになるでしょう。

生産性2倍へ

企業が作るコンテンツの素材には、特定の場面を表現することが多く、素材を探すのに、適合するものがなかなかないという苦労がありました。これが1分ほどで解決しそうです。なのでコンテンツや資料作成は、作業時間が大幅に短くなり生産性が上がることになります。目指すところは生産性2倍でしょう。

1人部署増えるのか

今後のことを考えると、人工知能を使いこなす人が1人いれば部署が成立してしまうことが増えると思っています。マーケティング部、総務経理人事、営業サポート、ウェブサイト、システム部などの仕事は、1人で完結していくことになるのかもしれません。

まとめ

もうすでに次の世界に移行したのかもしれません。その意識が今後の結果を分けていくかもしれません。技術の進化としては人工知能は40年ぶりの大幅な進化になっています。すでに人間が追いつけないとも言われており、今後の人のあり方、働き方まで問われることになりそうです。ただ、楽しみなのは確かです。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆