中古車値下がり
2023年3月ごろから自動車の半導体供給が戻るだろうと言われていました。その結果なのか、中古車市場が下がっています。ある程度バブルだったので通常価格に戻った形です。
今年の予測を考えると、おそらく新車販売は伸びていくのではないでしょうか。個人的にはそのように考えています。理由はシンプルです。リベンジ消費という言い方もあるかもしれませんが、「刷新したい」欲求が大きくなるからです。持ち物、新しくしたい、着るものを新しくしたいという欲求が、今年は大きくなる傾向にあるのです。小物類に関してはすでに売れ行き好調になっています。あとは使う金額が増えるかどうかだけなのですが、それに関しては給料アップがどこまで貢献するかでしょう。
先行きの雰囲気次第
人はお金があるから消費するのではなくて、今後の先行きが明るいかどうかで判断しているだけです。そこに合理性はありません。商品を決定するのは気配であり、雰囲気なのです。必需品に関しては故障したりすれば買い替えが発生しますが、それ以外は購入理由ははっきりしません。Googleが分析している「パルス消費」はその典型ではないでしょうか。瞬間的に買いたくなる現象です。
現象とデータの差
経済動向とは、個人的な見解ですが「目の前に起こっている現象と統計データが合っているかどうかの確認」作業だと思います。統計データだけではわからないこともありますし、目の前で起こっている現象だけをを見ても世の中の動きは分かりません。大多数の人がどのように考え、どのように動いているのか、それを想像しながら、現象とデータの突き合わせをひたすらしています。
まとめ
2022年も急変することがありました。2023年も急変する場面はまだ続きそうです。急変の場面があるときは追随が必要であり、乗り遅れないようにしたい。積極的に外に出て、データに関してもツールを駆使して収集する時期に来ています。この時期にノンビリしているリーダーはいないはず。そう思いたいところです。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆