すべてを検討することから

経営には事業投資や人財投資など将来をつくる活動がかならずともないます。投資すべき内容と投資決定の決断については複数の内容があり、複雑です。事業投資などは、トップが独断で決めて実行する場合がありますが、まわりからは「思いつき」にしか見えないことがあります。アイデアは思いつきなのですが、社内の理解を得るためには、何を検討したのかを見えるようにする必要性があるでしょう。
・人財投資
・新製品開発
・新サービス開発
・新規事業投資
・新エリア進出
について、すべてを検討して結論を出したというプロセスは社内理解のために必要だと感じます。会社の方向性も理解できるので、ある程度の開示がある方が誤解も生じません。

各項目について

どの分野に投資するかを見渡すためには一覧表を作成すると判断がしやすくなります。考えられる内容、予想できる内容をすべて出し尽くすと、スッキリしますし整理しやすくなります。その中から優先順位をつけることで、思いつきのアイデアには見えなくなるはずです。

時期必要額人員期待値
①人財投資
②新製品開発
③新サービス開発
④新規事業投資(M&A)
⑤新エリア進出

検討する項目は次の4つが代表的な内容です。他にも細かく検討項目はあってもいいでしょう。

  • 時期→投資を開始するタイミングはいつが適切なのか。いつぐらいが理想か。市場の状況、競合の動向、自分たちの資金繰りなどを考慮して検討します
  • 必要額→初期で必要になる金額を算定します。その後に、できれば投資額に対するリターンの期待値を出します。可能であれば資金調達の方法や返済計画も検討します
  • 人員→必要な人員はどのような人材か。またその人財が確保できるか。新たに採用する場合はコストがかかります。コストや研修の必要性も考慮します
  • 期待値→投資による収益や成果の期待値はどれくらいか金額で書くことです。最終的にはリスクとのバランスを取りながら評価します

話題としては

このような新しい取り組みは、雰囲気良く会話したい部分です。前向き、建設的な意見で打ち合わせを進めるのが理想。「それは無理」「他社がやっている」という表現よりは「できるかも、時間がかかりそうですが」と言い換えしたほうがスムーズです。

まとめ

新規の取り組みは、どうしても部分最適に陥りがちです。集中する、特化することと部分最適が同じように見えるようです。しかし、全体最適を想像してみれば、取り組みが部分最適なのか、全体最適なのかがわかるようになります。視野広く検討したいところです。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆